すでに「4つの夢」実現、ローカルタレントとして地盤固める
―― 今後は広島に根付いたタレントとして活躍を目指すということですね。
藤本: 野球関連のお仕事以外にも、広島の行政関連の企画がいくつか予定されています。それ以外にも広島を発信するようなお仕事が増えてくると思っています。
―― すでに「4つの夢」は実現できたわけですが、今後は何を目標にしますか。
藤本: カープと同じぐらい地元広島が大好きなので、広島県人を代表して「秘密のケンミンSHOW 極」(読売テレビ、日本テレビ系)に出て広島をアピールしたいです......! 広島県は47都道府県で人が一番出ていく県で、若者が多く出ていくことも課題になっています(編注:住民基本台帳に基づく2025年の人口移動報告によると、転出者数が転入者数を上回る「転出超過」数は、国内移動に限ると、広島県が9921人。5年連続で全国最多だった)。なので「ケンミンSHOW」に出て、若い人もたくさん呼び込めるような人になりたいです。
―― ファンが増えれば広島を出ていくことを思いとどまる人増えるかもしれません......!写真集に収録されたエッセーに「ファンマネ」という言葉がありました。ファンがマネジャーのように売り込んでくれる、という意味でしょうか。
藤本: そうなんですよ......! SKE48にはメンバーが何十人もいるので、マネジャーさんも一人一人売り出すには手が回らない状況でした。私は、言葉を選ばずに言うと「推されている」メンバーではなかったので、ファンの人を味方につけるしかないと思って、ファンの人に「とにかく頑張って動いてください」とお願いしました。SKE48在籍中に広島のテレビ・ラジオの番組にいろいろ出演させていただきましたが、全部ファンの人が番組にお便りを送ってくれたおかげです。1回も出たことがないラジオ番組に急に呼んでいただいて驚いたのですが、局の方によると「藤本さんのファンの方から『ぜひ出してください』と番組にお便りが来ていました」。これはもう「ファン+マネジャー」だと思いました。
―― 卒業後もイベント情報を拡散したり、いろいろな働きかけをしているファンの方は、結構いらっしゃるものですか。
藤本: いらっしゃいますし、番組にもたくさんお便りをくださいます。私の出ていない番組にお便りを送ったり、売り込んでくれている人もいます。
―― なるほど、こういった働きかけもあって、ローカルタレントとしての地盤が少しずつ固まってきているわけですね。
藤本: じょじょに......、ですけどね。頑張ります!
藤本冬香さん プロフィール
ふじもと・ふゆか 1998年生まれ、広島県出身。2018年に9期生としてSKE48に加入。33枚目のシングル「告白心拍数」(24年発売)で、全員選抜曲以外では初の選抜入りを果たす。25年9月にSKE48を卒業。地元・広島にUターンし、タレントとして活動している。大のカープファンで、26年3月にはレギュラー番組「ふゆっぴの今夜もウイニングカープ」(RCCラジオ)も始まった。