電動キックボードシェアリングサービス「LUUP(ループ)」の利用者が絡む死亡事故が2026年6月2日、東京都北区の路上で発生した。
このニュースが報じられるや否や、SNS上には悲痛な声とともに、「起きるべくして起きた」と、どこか冷ややかな反応があふれ返った。
ロビー活動による法改正と急速な普及
都心部を中心に爆発的に普及し、今や街の風景の一部となったエメラルドグリーンの電動キックボード。
LUUPは「街じゅうを『駅前化』するインフラをつくる」という壮大なビジョンを掲げて誕生したスタートアップだ。
その成長を一気に加速させたのが、2023年7月の改正道路交通法の施行だった。
これにより「特定小型原動機付自転車(特定原付)」という新たな車両区分が誕生した。
この法改正は、既存の交通ルールから見れば、異例とも言える大幅な規制緩和だった。
16歳以上であれば運転免許は不要で、ヘルメットの着用は努力義務、最高時速20kmで車道を走ることができ、時速6kmモードに切り替えれば歩道の走行すら可能なのだ。
なぜ、これほどの法改正が短期間で実現したのか。
それにはLUUPをはじめとする事業者たちによる「マイクロモビリティ推進協議会」という業界団体のロビー活動があったことが、「ダイヤモンドオンライン」2025年6月23日付の記事ほかで報じられている。