2024年 4月 24日 (水)

<できコツ23>凡人には「非効率勉強法」が向いている

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   社会人ともなると、必要なことは自分で勉強しなければなりません。勉強については、「できるだけ最小限の労力で効率的に済ませたい」と考える人が多いでしょう。しかし私は、最初から効率を考えるのではなく、まずは量をこなして繰り返す「非効率勉強法」こそが、凡人に向いた勉強法だと思っています。

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凡人の動機はできるだけ「不純」な方がいい

   目的のない努力は長続きしません。動機は、おカネを稼ぎたいとか、異性にモテたいとか、不純な方がよいです。私が社労士試験を受験した時は、1000頁のテキストを前に「1頁1万円!」と考えて勉強しました。それは、社労士のパンフレットに「年収1000万円以上可能!」と書いてあったからです。

   多くの人が勉強の途中で挫折してしまうのは、最初から効率を考えてしまうからだと思います。カッコイイ計画を立てて、思ったようにいかないことに嫌気がさして、挫折してしまうわけです。私は「効率を考えずに、量をこなして繰り返す」のが凡人に向いた勉強法と思います。

   私が非効率な勉強法を実践したのは、数年前、メンタルヘルス関係の業務を指示されたときでした。それまで全く縁の無い業務であり、社内にも詳しい人もいなかったので、とにかく自分で必要と思えることに当たってみるしか道はありませんでした。メンタルヘルスに関する書籍をとりあえず5冊購入し、上司にお願いしてセミナーに1回行かせてもらい、インプットを繰り返しました。

   最初の参考書を開いたとき、まったく内容が頭に入ってこなくて、1冊読むのに4日掛かりました。しかし、いちど通読すると、何となくポイントを掴むことができたので、他の書籍はそれぞれ1日で読み通すことができました。また、複数の本を読むことで、共通した重要な箇所や、多角的な視点を得ることができました。

野崎大輔(のざき・だいすけ)
フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。「企業を活性化させるチェンジ・エージェント」を掲げ、東京・四谷で人事コンサルタントとして活動中。野崎人事労務管理事務所代表、特定社会保険労務士。mixiでコミュニティ「できるヤツと思わせる20のコツ」を運営。09年4月からJ-CASTで「ヨソでは言えない社内トラブル」を共同執筆。
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