2024年 4月 16日 (火)

30歳で「年収1000万円」のリアルな働き方は? 野村総合研究所、みずほ証券、伊藤忠商事、三菱重工業、第一生命保険ら若手の声

大和証券「成果をあげればあげた分給与に反映される」

(5)フルコミッション型営業職(証券、保険、不動産)

   契約件数や売り上げに応じてインセンティブ報酬が得られる営業職では、年齢にかかわらず個人の成績によって年収1000万円を目指すことが可能だ。しかし、好成績を維持できなければ給与が下がる厳しさも伴う。

■大和証券、営業、女性
「成果をあげればあげた分給与に反映される。評価は適正だと思う。20代のうちに年収1000万円になる可能性が十分にある」

■野村證券、営業、女性
「入社1年目:年収300万円+インセンティブ。入社5年目:年収1000~2000万円。営業職はインセンティブが高いので 、とりあえず2000万円くらいの年収を目指すよう指導されました。会社が大きく、健康保険料負担が安くなるよう総務が尽力してくれるので、額面に対してもらえる金額が多かった。一般的に手取りは額面の80%ほどと言われますが、85%以上もらっていたように記憶しています」

■プルデンシャル生命保険、営業、男性
「1年目年収1000万円。当初2年間は研修期間とされ、20代で入社しても、40代で入社しても、同じように補給金が支払われる。2年間かけて補給金がシュリンク(縮小)して、研修期間後は、完全フルフルコミッションの世界へ移行する。初年度はお預かりした保険料の約40%が初年度手数料として、2年目から4年目までは6%が継続手数料として手元に入ってくるイメージ。1度契約をお預かりしても、4年後にはそこからあがる報酬がなくなるので、常に営業をし続けることが必須になってくる」

■第一生命保険、営業、女性
「20代前半でも年収400~500万円。20代後半で年収1000万円超えの人もいる。資格を維持できればたくさんもらえる。維持できなければ下がる。ずっとやり続けなくてはならないのが少しつらい」

■大和ハウス工業、営業、男性
「固定給のほかに賞与とインセンティブがある。インセンティブの割合が非常に高く、よく契約を結ぶ営業マンだと20代で年収1000万円以上いくケースはある。ただ、継続してその収入をキープできないため、翌年まったく仕事がきまらず税金に苦しめられる者もいる」

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