サッチャー認知症の晩年…「鉄の女」の記憶あいまいだったが市民には手振って挨拶

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   「鉄の女」と言われた英国のマーガレット・サッチャー元首相がきのう8日(2013年4月)、脳卒中のため亡くなった。87歳だった。晩年は認知症を患っていたことを家族が明らかにしていた。安倍首相は「意志の力を示した偉大なリーダーだった」と追悼したが、たしかに強烈な意志を貫き通し、称賛ばかりでなく、時には猛烈な批判を国内外から浴びた。

米国レーガンと反共コンビ

   「1925年生まれ。1979年にイギリス初の女性首相になりました。1982年のフォークランド紛争の際、アルゼンチン軍に対し軍を派遣し、経済政策としては大胆な規制緩和を断行しました。東西冷戦時、アメリカ・レーガン大統領と反共産主義のコンビを組み、強力な指導力から鉄の女と言われました」(井上貴博アナ)

女性で初!憧れた

   沈滞していたイギリスを立て直すため、経済競争原理を取り入れて社会構造の変革をもたらした一方で、消費税の大幅アップや記録的な失業者を出したため、国内の批判を招き、90年に首相を辞任した。在任期間11年半は第2次世界大戦後で最長の政権となった。

   杉尾秀哉(TBS解説・専門記者室長)「英国病と戦い、組合と戦い、アルゼンチと戦い、共産主義と戦った。政治ばかりじゃなく、経済などいろんな意味で世界に影響を及ぼしましたね。戦後史の中でも特筆すべき方だった」

   三屋裕子(スポーツプロデューサー)「首相に就任した79年、日本ではまだ女性は一般職と言われていました。そういう時期に一国の首相になったことに私は凄く憧れた」

   潟長秀一郎(「サンデー毎日」編集長)「日本で中曽根さんとか小泉さん、そしていま安倍さんが取り組んでいることも含めて、一つの道筋を作った。サッチャーさんは、『好きか嫌いかハッキリする人』とイギリスで言われているが、それだけ強い意志を持った人だったことは間違いない」

   司会のみのもんたは「彼女の生涯を描いた映画『鉄の女の涙』がありましたが、これも素晴らしいできでしたね」

   認知症を患ってからは首相時代の記憶もあいまいになり、会う人も誰だかわからなくなっていたという。ただ、首相時代の記憶が一時的に戻るのか、たまの外出で詰めかけた市民が声をかけると反射的に手を振った。最近は体調を崩すことが多く、入退院を繰り返していた。合掌。

(ヤスベエ)

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