東京都が20億円の豪華クルーザー発注、小池知事は知っていた? 「視察船」というより「海上の別荘」級

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   東京都が20億円の超豪華クルーザーを発注していることがわかった。老朽化した視察船の代替だというが、金額を聞けば、そんなものが必要か? と誰もが思う。舛添前知事から始まった話というが、小池知事がどこまで知っていたかに、港湾局は口を濁す。これも「伏魔殿」の類か?

   折しも昨日9日(2017年5月)、東京五輪に関係する首都圏の9つの知事など自治体トップが集まって、費用負担問題を話し合った。東京以外の自治体の負担総額は1740億円以上になり、厳しい声も出ている。小池知事は、今月中に結論を出すとした。

   小池知事はメディアに「費用の精査などを行っています。急がないといけません」と話したが、多分五輪関係の文脈だろう。番組はこれを、クルーザーの話の中で出した。こういうことをするから、テレビはいつまでたってもいかがわしいと言われる。

   ともあれ、豪華クルーザーだ。設計図によると、全長35メートル、1階には22人が着席の会議室、2階には10人用のダイニングと応接室、3階は展望デッキになっている。発注先はイタリアのアジムット・ベネッティ社。事情通によると、製品の品質が高く、「海上の別荘」とも言われる。アジムットを持つのは成功者のステータスとされるという。

   どんなものなのか、アジムットの現物を、浦安マリーナでリポーターの岡安弥生が見た。ガラスの扉を開けてサロンに入ると、ソファは全て革張り。操舵席も高級感に溢れる。さらにキッチンがあり、ダブルベッドの寝室の他にゲスト用の寝室まである。クッションもベッドカバーもLVマークだったが、岡安は気づかなかったか。

   これで全長13メートル、1億3000万円というから、20億円のクルーザーがどれほどのものかがわかる。アジムット社のPR映像を見ると、何十人と座れる巨大なテーブルのサロンがあった。誰が使うんだ?

舛添前知事時代の話

玉川:この船要るの?

   話は舛添要一・前知事時代からという。舛添氏は2015年、「公的な東京都の迎賓施設へ迎えるというのは、公式の賓客として迎えること」と、迎賓施設の再建を決めたが、この時、ウォーターフロントと船の活用にも言及していた。この年来日したイギリスのウイリアム王子を接待した際、民間船をチャーターしたのが念頭にあったのかもしれない。

   これが、小池知事になってからも動いていたのだった。東京五輪の施設経費の見直しで、ボート、水泳などの会場で400億円が節約できたと言っていたのが昨年12月16日。クーザーの入札が行われたのが、3日後の19日だった。名目は、現在使用している視察船「新東京丸」の代替だった。

   港湾局は、「建造から34年経ち、もともと代替する計画だった。オリンピックのためではない」という。新東京丸は1983年に6億4000万円で建造。年間維持費は約5000万円だという。

   その「新東京丸」も岡安は訪ねた。60人が会合できる会議室、ラウンジなども立派で、新たに船を作る必要があるのかと思うが、細部を見れば、さすがに天井には雨漏りのシミ、壁の剥がれ、船底の汚れなどは確かにあった。

   司会の羽鳥慎一「船は必要かもしれないが、20億円の船が? と思いますね」

   宇賀なつみアナ「港湾局は、建造しているのは迎賓船ではなく視察船だと言っている。この視察船というのは、誰でも無料で利用出来る船です」

   問題は、小池知事がこれを知っているかどうかだ。宇賀は「港湾局は、新しい船を作ることは知っているが、詳細な中身まで知っているかどうかわからないと言っている」という。

   玉川徹(テレビ朝日ディレクター)は「新しい船いらない。躯体はかなり保つんですよ。内装替えて、エンジン載せ替えるだけでも使える。それに、そもそもこの船要るのか」と、かつて海上自衛隊が迎賓船(特務艇)を作った例をまで持ち出して反対。

   羽鳥「小池さんがどこまで知っているか」

   玉川「聞いてみたい」

   もし、知らなかったりしたら? 港湾局は女の怖さを知ることになる?

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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