危機一髪、周囲の機転でオレオレ詐欺犯を逮捕 埼玉・川口でタクシー運転手らが協力

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   オレオレ詐欺の現金受け渡し現場で危機一髪、周囲の人たちの機転で犯人を取り押さえる事件があった。『ビビット』がその一部始終を取材し伝えた。

   横浜市に住む72歳の女性に息子を名乗る男から電話があった。「株で損をした。監査があるので300万円用意してくれ。司法書士が代わりに取りに行く」。

   複数回かかってきた電話ですっかり信じた女性は、男の指示通り現金300万円を持って埼玉県川口市の公園に行った。そこへ「お母さんですか?」と声をかけてきた男に300万円を手渡してしまった。

   しかし、女性が息子に「お金を渡したよ、大丈夫かい?」と確認の電話を入れたところ、息子から「そんな事実はないよ」と聞かされ、とっさに詐欺に遭ったと確信。ちょうど男がタクシーに乗り込み発車したところに向かって「詐欺だー」と絶叫しながら追いかけた。

   運よく赤信号で止まったタクシーに追いつき窓を叩いて「私のお金を返してちょうだい」。異変に気づいたタクシーの坂口昌行運転手が窓を開けると、男が「これ書類だと聞いている」と現金の入った封筒を差し出したため、女性が奪い返すことができた。

   ところが男は、坂口運転手が車から降り、女性に事情を聞いているすきに、車から降り逃げようとした。坂口運転手が取り押さえ「オレオレ詐欺の犯人だと思う、捕まえるのを手伝って下さい」と叫んだ。

   近くで空調設備の作業をしていた石塚勝規さんらがこれを聞き、暴れる男を取り押さえ、110番通報して男は逮捕された。

   男はさいたま市に住む無職の北村文弘容疑者(45)で、調べに「オレは関係ない」と黙秘していたが、警察ではオレオレ詐欺の「受け子」役と判断し送検。23日(2017年6月)、手渡し詐欺容疑で起訴されている。

   一方、逮捕に協力した坂口運転手ら3人には、埼玉県警から感謝状と捜査協力費として金1万円が送られた。

   コメンテーターの三輪記子弁護士は「警察もオレオレ詐欺は『絶対捕まえる』と頑張っているし、罰則も強化され初犯でも実刑のケースが出ている。おかしいなと思ったら、警察にすぐ連絡することが大事だ」と話す。

文   モンブラン
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