2019年 9月 23日 (月)

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五木寛之『孤独のすすめ』

 

   さて、五木寛之の『孤独のすすめ』(中公新書ラクレ)が売れているようだ。五木は私より13歳上だから、80代半ばである。

   『蒼ざめた馬を見よ』や『海を見ていたジョニー』など、青春の華やかさと寂しさを描いて時代の寵児になった。

 

   週刊現代に『青春の門』を連載した時は、部数が数万部増えたといわれる。だがその後、筆を折り、書かなくなった時期もあった。

 

   その後は、小説よりもエッセイや翻訳ものを出して、五木ワールドをつくっている。

 

   私は、週刊新潮に連載しているエッセイが好きで毎回読んでいるが、人生の何でもない些事を取り上げ、読ませる力はなかなかのものである。

 

   五木もこの歳になって枯れてきたのかと読んでみたが、最初は老いた人間の生き方などに触れてはいるが、途中から、嫌老時代をどう生き抜いていくかという、かなり挑発的な内容になる。

 

   現在は世代間の争いといわれているがそうではない。2つの層の「階級闘争」へと発展していくに違いないというのである。

 

   嫌老が憎悪に変わる。若者階級と老人階級との闘争への現在は入り口に過ぎない。

 

   そのために老人は自立せよ。働き、税金を納め、自分たちを憎悪の対象にしつつある階級との戦争に備えよと檄を飛ばす。

 

   いつになっても五木寛之はカッコイイね。でも、そういわれても何の能力も体力もない、私のような世捨て人老人は、どう生きたらいいのだろう。

 

   それが間違いだともいう。いかに生きるかではなく、いかに死ぬかを考えろ! そのためには一人一人の老人が宗教を持てという。

 

   まあ、それなりに刺激のある本ですが、私には「孤独に生きる」方法をもっと教えてほしかったのだが。

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