2018年 9月 23日 (日)

看護師にすがるしかなかった小室哲哉の孤愁・・・弱弱しい素顔見せてしまった痛恨の引退会見
<小室哲哉釈明記者会見>(各局)

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   軟派のハヤリ音楽に関心がない筆者のような人間からすれば、小室哲哉がどんなにビッグな音楽家だったか知らない。数年前の巨額詐欺事件でのダーティなイメージだけがあるので、あくまでも冷ややかに会見のすべてを見たのだ。結論として1点だけ心に響くものがあった。それは、小室が全身から発する喧騒の中の孤愁である。
   筆者の友人が30代の時、妻を病気で亡くした。無口な友人は、慰めるわれわれ友人たちに一言だけポツリと言った。(子供は2人いるが)「家に帰って話す相手がいないのが、いちばん堪える」と。小室は「女性というより、女の子になってしまった」妻を捨てられもせず、悲しげに見つめているだけだったのではなかろうか。
   近寄る他人はほとんどが彼の金目当てで、心底から心を許せる人間ではないはず。還暦間際にもかかわらず、若者のような茶髪金髪の小室は、業界人ぶっている軟派の音楽家だ。芸術家ではない。だからこそ、外面では弱みは見せられず、ある種強がっている外面と、自宅での病がちな自分や病気の家族とのギャップを埋める必要があった。しかし、介護という現実は総てに優先せねばならない。
   信頼できる知的な友人を持たなかった本人の自己責任ではあるが、男ではなく、看護師にすがったスターの情けなさは、恐らく小室自身が1番恥じている。全身からにじみ出たあの弱弱しさは、才能の枯渇とともに、一生彼の自尊心を悩ませるはずである。(放送2018年1月19日14時~)

(黄蘭)

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