2019年 2月 20日 (水)

飄々とした小日向文世、洒落た謎解きヒント・・・極上のエンターテイメントもっと見たい
<嫌われ監察官 音無一六スペシャル>(テレビ東京系)

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   暴力団との癒着疑惑を持たれている警部補・有村(大友康平)を監察中の監察官、音無一六(小日向文世)は、彼と会う直前に有村が殺され、死体を覗き込んでいた男を取り逃がす。逃げた男は犯人ではなく、音無が子供の頃に引き離された弟の二六(遠藤憲一)だった。有村はトリカブト毒を飲まされて殺されたことがわかる。

   背広にリュックの珍妙な格好で、ズケズケと同僚を監察する音無は、人の気付かぬ鋭い目を持っていて、今回もトリカブト毒による死亡推定時間のズレに注目する。タクシー運転手の二六と協力しながら、複雑に絡み合った警察内部の暗部を暴いてゆく一六。小日向はどことなくユーモラスなキャラであるが、飄々としているようでいて、突っかかってくる組対四課(組織犯罪対策4課)の刑事には、滔滔と服務規程などの条文をソラで暗唱して一刀両断にする。

   細部も凝っていて、例えば殺された有村が死を覚悟して車に置いていったネクタイピンは、その裏にバーコードがあり、それを解読すると犯罪で結びついた某2人の写真が出てくるという具合だ。ズボンについていたオガクズが証拠になったりして、なかなかの工夫で面白かった。極上のエンターテイメント警察ものである。

   女性陣は警察のお偉方になる田中美佐子、音無のバディになるそそっかしい堀内敬子、捜査1課の中越典子と、地味だがチャラチャラしていない人選でよかった。1年に1回といわずもっと見たい。(放送2018年7月6日20時~)

   (黄蘭)

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