2024年 4月 27日 (土)

びっくり「カメムシ注意報」全国各地で発令中!暖冬を乗り越えて大量発生、林から飛んでくるおそれ...って怖い!今のうちに洗濯物や家への侵入対策を!

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   今年(2020年)の夏、西日本を中心に27の府県で「ある注意報」が発令されているという。保里小百合アナウンサー「これ、天気に関する注意報ではないんです。何の注意報かというと、カメムシなんです」

   農研機構 果樹茶業研究部門 虫害ユニット長の三代浩二さんが解説する。「林から果樹園にカメムシが大量に飛んでくるという状況がこれから危惧されます。現在までに27府県で34件の注意報が出ています。これはここ数年でかなり多い方です。今年は冬が暖かかったので、カメムシが高い密度を維持して冬を越したということになります」

「虫よけネット」や「ペットボトルキャッチャー」で侵入対策を

   うちは農家じゃないから大丈夫...と思うなかれ。外干しの洗濯物についたり、隙間から家の中に侵入してきたりと、例年以上に一般家庭でもカメムシに遭遇する機会が増える可能性がある。カメムシの活動が本格化する秋を前に、国立感染症研究所 昆虫医科学部 客員研究員の渡辺護さんが、家でのカメムシ対策を教えた。

   洗濯物をカメムシから守るには「園芸用の虫よけネットを使った隔離作戦でいきましょう」(渡辺さん)。

   干した洗濯物を包み込むように虫よけネットをかけ、洗濯ばさみで端を止める。ネットは5ミリ以下の網目のものがおすすめだ。

   ネットにカメムシが止まってしまったら「ペットボトルキャッチャー」を使うとよい。ペットボトルの飲み口部分をカッターで切り、逆さにしてもう一方のペットボトルにテープで固定する。水150ミリリットルに対して中性洗剤を2~3滴入れ、軽くかき混ぜたら完成だ。

   カメムシをすくい取るようにペットボトルの中に落とせば、直接触ることなくカメムシを捕まえられる。中性洗剤の効果でカメムシが沈み、臭いが出るのも防げる。

「ピレスロイド系」殺虫剤が有効!ただし熱帯魚など魚を飼っている家は要注意

   窓や戸の隙間からの侵入を防ぐには、「今の時期、カメムシが飛んでくる前に殺虫剤を注入する、もしくは塗るのをおすすめします」(渡辺さん)。

   「ピレスロイド系」と書かれた殺虫スプレーを、粘膜を守るためにメガネとマスクを着用の上、少し垂れる程度に窓枠や開閉部分すべてに吹きかける。効果は2か月程度続く。

   保里アナ「殺虫スプレーについては注意があります。大手窓メーカーによると、殺虫スプレーに含まれる成分によっては、サッシにひび割れやはがれなどの悪影響が出るおそれがあるということです。注意書きにもありますが、サッシの目立たないところに噴射して影響がないことを確認してから使用するようにしてください。殺虫スプレーの安全性については、大手製薬会社によるとピレスロイド系は人間や犬猫などほ乳類への安全性は高いということでした。ただ魚類には悪影響を及ぼすおそれがあるということで、魚を飼っている方は念のためご注意ください」

ピコ花子

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