2020年 10月 30日 (金)

麒麟が(また)きたが、何となくくすんで地味。視聴率も14.6% とごく平凡。後編の大物、坂東玉三郎や陣内孝則らに期待する
<麒麟が来る 再登場>」(NHK総合)

   毎日新聞の『ふんすい塔』に出ていた。8月末と題して『安倍首相―去る・麒麟―戻ってくる』だと。別のギャグでは『麒麟がくる』ではなくて、『麒麟が(また)くる』だって。いずれにしても前代未聞のコロナ毒のお陰で、ちょん切られた『麒麟』が再び放送を開始したが、気の毒にも視聴率は平凡な14.6%、『半沢直樹』は24.7%。

   内容的にも明智十兵衛光秀(長谷川博己)はまだ歴史上の主役たりえず、三好長慶の傀儡と化した足利義輝将軍(向井理)の真意を探る役として、京へ上るのだが、主役でないだけに物語もぼんやりとしていて、魅力がない。思いっきり長谷川博己が気の毒である。「水入り」とはよく言ったもので、見ている方もエンジンがかかるのは何時のことやら。先週まで3回、おさらいをしていたようだが、連続した情熱みたいなものが、観客からもすっかり失せているのだ。

   はつらつ染谷将太の織田信長や、後の太閤さん・木下藤吉郎・羽柴秀吉(佐々木蔵之介)や、美形の信長妹・お市の方など、おなじみの戦国絵巻ご常連たちが登場しないと、何時までもくすんだ地方侍の苦労話に終始する。前半の山場、桶狭間も案外地味に終わってしまって、視聴者は何かと期待を裏切られているから、以後、ドドド―っと走ってもらいたい。先般発表された後編でのキャストの内、テレビドラマ初出演という坂東玉三郎の正親町天皇、陣内孝則の今井宗久、片岡鶴太郎の摂津晴門らに期待する。(放送2020年8月30日20時~)

(黄蘭)

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