2024年 4月 19日 (金)

年利にすると何と1000%もの暴利!コロナで急増する「個人間融資」を装ったプロのヤミ金融に気をつけよう!

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「借金」を名乗らない詐欺の「給料ファクタリング」

   新型コロナによる収入減に付け込む「給料ファクタリング」という詐欺もある。ファクタリング(Factoring)とは、企業から売掛債権を買い取り、資金を用 立てる金融サービスのこと。建設会社に勤めている30代に男性は、コロナで会社の事業が減り、給料も20%カットされた。子供3人を抱え、切羽詰まった男性はSNSで給料を前借りできるというサービスを見つけた。「借金じゃないのかなと思いましたが、給料の前借だし、利息もないからと申し込んだのです」

   会社から給料を受け取る権利をファクタリング会社に譲り、手数料を引いた5万4000円が入金された。しかし、1か月に8万6700円の返済請求がきた。男性はファクタリング会社が雇い主から給料分を受け取るシステムと思っていたのに、年利換算で700%もの利息が付いて、お前が返せと言ってきたのだ。

   前田さん「会社は直接従業員に給料を払わなくてはいけないと、法律で定められています。(給料を受け取る権利を売り買いする)給料ファクタリングはもともと成り立たないのです」

   個人間融資や給料ファクタリングの被害が広がっていることについて、「大阪いちょうの会」の植田勝博弁護士は注意を呼び掛ける。「(こうした手口は)実態は暴利の金融ですが、借金という言葉を使っていない。これで被害にあいやすいのでしょうね」

   取材を担当した栗原望アナ「7月(2020年)には、大阪府警は全国で初めて給料ファクタリングを摘発しましたが、氷山の一角です」

   被害にあったら、法律の専門家か専門機関に相談すること。「各地の弁護士会」「法テラス」「自治体の無料法律相談」「金融庁金融サービス利用者相談室(電話0570・016811)」で受け付けている。

NHKクローズアップ現代+(2020年9月2日放送「気軽にお金を借りただけなのに...コロナで増加!"隠れヤミ金"」)

文   カズキ
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