2024年 4月 19日 (金)

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坂本哲志少子化担当相の「隠し子疑惑」。新潮の取材に対して相手の女性は坂本を気遣ったが、坂本ときたら...。母子が哀れでならない

   週刊誌恒例の新閣僚たちの「身体検査」だが、文春はやや精彩を欠き、新潮に見どころありだ。まずは少子化担当大臣の坂本哲志の「不倫・隠し子疑惑」から。この先生、中央大学を出て熊本日日新聞に入り、政経部記者を経て退職。県議から2003年に衆院選に出馬し、当選。一度落選するが、2007年に補選で返り咲き、自民党に入ったが、その選挙で怪文書が撒かれ、隠し子のことなどが書かれていたという。

   当時新潮もこの噂を追っていた。すると、坂本は県議時代、議会事務局で嘱託として働いていた女性と不倫関係にあったというのである。だが噂が広がり居辛くなった彼女は、そこを辞め、その後、坂本の子を産んだそうだ。名付け親は坂本だという。知人の女性にこういう手紙を送ってきた。「決して表に出ることはせず、この子と二人で後ろからそっと先生を愛していこうと思います」。

   彼女は坂本から送られてくる月10万円程度の中から、「彼の選挙に役立ててほしいと、そこから月500円ずつ貯金していたと言っていました」(知人女性)。その子どもは成人になろうかという年頃。新潮によると「その顔は鼻や眉毛、おでこの形など『父親』と瓜二つ」だそうである。さらに彼女は、新潮の取材に、「私たち親子がこんな風に存在しているから、坂本さんも迷惑しているのでしょうね......」と、坂本を気遣っている。坂本は彼女に感謝しなくては。

   新潮が坂本を直撃すると、「この問題については、官邸の方から『文書で答えるように』と言われているので」と、大臣なのに自分で答えられずに官邸の指示に従い、挙句に、「当時、怪文書で流されただけであって、天地神明に誓って私とは全く関係のないことです」と逃げ口上。彼女がこれを読んだら何と思うだろう。母子が哀れだ。「『子だくさん』の坂本大臣を抜擢したのは菅総理。やはり『慧眼』をお持ちと言う他ないのである」(新潮)

平沢勝栄復興相
平沢勝栄復興相(公式サイトより)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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