「ネタが最も面白い」お笑い芸人の人気ランキング...２位は天下逸品コーンフレークネタのミルクボーイ、3位に大阪オカンネタの中川家だが、圧倒的トップは掛け合いが絶妙なあのコンビ！

   有名、無名、そして無名以前も含めると現在、全国に2000人以上いるといわれるお笑い芸人。いったいネタが面白いお笑い芸人はだれなのだろうか。アンケートサイト「ボイスノート」がこのほど、「ネタの面白さ」で調べたお笑い芸人の人気ランキングを発表した＝下の表参照。

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  サンドウィッチマン、富澤（右）のボケに突っ込む伊達（左）＝2019年7月撮影

サンドウィッチマンのピザ屋とハンバーガーショップネタが好き

   調査は、全国1070人を対象に2020年8月12日－18日に行われた。2020年、コロナ禍の中でもベテランたちが活躍、その一方でめきめきと頭角を現した第七世代...。その中で２位以下に圧倒的な差をつけて1位に輝いたのは「サンドウィッチマン」（236票）だった。ツッコミ担当の伊達みきおとボケ担当の富澤たけしのコンビだ。1998年9月結成。どちらも仙台市出身、1974年生まれの同い年。2007年のM-1グランプリで敗者復活戦より勝ち上がり、グランプリを獲得。テレビのレギュラー番組を10本以上抱えながら、被災した東北への支援活動などを熱心に続けている。

   大人気の秘密を回答者からの声を拾うと――。「ちょっと何言ってるかわからないですね、なんでわからないんだよという掛け合いが大好き」「富澤さんのズレズレなボケがすごくツボです」「まだ無名な頃に見た刑務所コントやアルバイトコントが面白かった」「ピザ屋のネタは、あるある、というところと、そんなのあるわけない、が絶妙に入っている」「好きなネタはハンバーガーショップです。家族全員大好きで、真似して楽しんでいる」などなど、伊達と富澤にしかできない掛け合いが視聴者の心をグッと掴んでいるようだ。

謎解きのように手繰り寄せる漫才が斬新なミルクボーイ

   2位は「ミルクボーイ」（79票）。ツッコミ担当の内海崇とボケ担当の駒場孝のコンビで2007年7月に結成。長らく無名だったが、昨年（2019年）のM-1グランプリでは天下逸品と絶賛された「コーンフレークネタ」でグランプリを獲得、一躍有名に。テレビ以外にもYouTubeに公式チャンネルを持つなど、活動は多岐にわたる。ファンからはこんな声が。「○○やないかい、○○ちゃうやないかーい、というやり取りにハマる」「これまでなかった斬新なネタが笑える」「同じパターンでありながら内容を変えて作られるネタの完成度としゃべくりが秀逸」「おかんがいう何かわからないものを謎解きのように手繰り寄せる漫才が斬新だ」などなどと好評だった。

   3位は「中川家」（52票）ツッコミ担当の剛とボケ担当の礼二からなる兄弟漫才コンビで1992年4月に結成された。2001年初代M-1グランプリ、第1回ものまねグランプリともに優勝を飾っている。中川家もテレビ以外にYouTubeでも幅広く活動している。こんな評価の声が多かった。「ネタがマニアックで面白い」「アドリブが多く、剛さんのマジ笑いが受ける。特に業界ネタが面白い」「兄弟で息の合った絶妙なボケとツッコミで、飽きがこない」「大阪のおばちゃんネタがリアルで面白い」などだ。電車ネタと大阪のオカンネタなど、何度見ても笑ってしまう鉄板ネタを多数持ち合わせているのが中川家の強みだ。4位以下は表参照。（テレビウォッチ編集部）