2024年 4月 23日 (火)

日本で生まれ育ちながら在留資格がなく、強制送還の対象となっている外国人の子どもたち。親が長期収容されて別離のケースも。彼らの声に耳を傾けると...

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多くはバブル時代に3K職場で日本経済を支えてきた人々だ

   武田真一キャスターは「法にのっとった処分はされるべきだとしても、こうした人たちに手を差し伸べることはできないのでしょうか」と、石井光太さん (ノンフィクション作家)に問いかける。「なによりも問題なのは、外国人のこういうことは見えにくいということでしょうね」と指摘した。たしかに、「クローズアップ現代+」が取り上げなければ、こうした実態を知らなかった日本人がほとんどだろう。

   在留資格について長く研究を続けている国士舘大の鈴木江理子教授(移民政策)は「帰国できない事情にしっかり耳を傾ける必要があります。本人たちだけでなく、地域の人たちなども声をあげるべきだと思います」と話す。

   在留資格のない子供たちの親の多くは、1990年代のバブル時代に人手不足を補うために雇われ、働いているうちにオーバーステイ(不法滞在)となってしまった人たちだ。石井さんは「主に3Kの職場で日本経済を支えた人たちです。オーバーステイと罪悪視するのではなく、一緒に暮らしていくにはどうしたらいいのか、われわれが考えていくべきだと思います」と語った

   文・カズキ

   ※NHKクローズアップ現代+(2020年11月11日放送「日本で暮らし続けたい ~ルポ"在留資格"のない子どもたち~」

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