2024年 5月 3日 (金)

「R-1グランプリ」芸歴10年縛りに賛否激論「売れない中堅芸人が必死にあがく姿を見たい」「コンビの片割れはやめ、ピン芸人限定に」「飛び道具持って来た奴の勝ちはおかしい」

   ひとり芸日本一を決める来春の「R-1グランプリ2021」(関西テレビ・フジテレビ系)の開催要項が25日(2020年11月)発表され、参加資格の変更が行われた。19年目を機にリニューアルされ、芸歴10年以内という条件が加わった。アマチュアにも再び門戸が開かれ、参加歴が10回未満なら参加可能に。

   具体的な参加資格の変更はこうだ。

(1)プロは、芸歴10年以内であること(2010年1月1日以降に活動を開始していること)
※お笑いの養成所期間は、芸歴から除く。
※お笑い以外の活動期間は、芸歴から除く。
※プロとしての活動休止期間は、芸歴から除く。
(2)アマチュアは、Rー1への出場が今回で10回目以内であること。

  • 「R-1グランプリ2021」(公式サイトより)
    「R-1グランプリ2021」(公式サイトより)
  • 「R-1グランプリ2021」(公式サイトより)

「落語をはじめピン芸は芸を磨くのに時間がかかる」

   これに対して、ネット上では賛否激論が戦わされている。まず批判派はこうだ。

   「売れない中堅芸人が必死にあがきもがく姿こそがこの大会の存在意義。参加資格変更で『R-1』の存在意義を失うくらいなら、逆に芸歴10年以上のピン芸人による『P-1』を開催したほうがよっぽどましだ。スポンサーが集まらないがゆえの苦肉の策なのだろうが、人生の酸いも甘いもかぎ分けて地べたを這いずり回り中年になっても売れず、それでもなお這い上がり立ち上がろうとする中年の星・中堅芸人にとっての最後の希望をとりあげないでいただきたい。三浦マイルドやハリウッドザコシショウ、アキラ100%や中山功太の何があかんのですか!」

   「芸歴制限よりもピン芸人限定にしてほしい。出たいならコンビを解散して覚悟決めて出てほしい。そうしないと本来のピン芸人が浮かばれない」

   「R-1チャンピオン過去17人のうち、コンビの片方なのは、博多華丸・COWCOW多田・霜降り粗品・マヂラブ野田の4人。浅越ゴエとなだぎ武はほぼピン活動だけど、優勝時はともに同じグループ(ザ・プラン9)。確かに多いね。全部吉本だ」

   「M-1が始まってからは、『とりあえず10年、漫才やってみよか』って風潮になって、10年を一区切りに芸の世界から足を洗ったり、また相方さんの急逝や不祥事やらでコンビを解散したり、それこそピン芸人になる人が現れて頭角をあらわす人もいる。そこからという人も多いはずだ。出来たらピンでもこの世界で頑張ろうというセカンドチャンス的な意味合いでも芸歴制限のない方がいい」

   「M-1が始まった当時、紳助が出場資格を10年にしたのは辞める切っ掛けを作るためと語っていた。でも、落語をはじめピン芸は芸を磨くのは時間がかかる」

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