2021年 10月 22日 (金)

安倍晋三の「桜を見る会」事件が永田町を震撼させている。東京地検特捜部が安倍の事情聴取に踏み込むのか、特捜部にその"覚悟"があるのかに注目が集まる。しかし、ポストによると同じ疑惑の構図が菅義偉にもあるという。官房長官時代に毎年横浜のホテルで開いていた「菅の春の集い」がそれだ。

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   今は日曜日の「ジャパンカップ」のことで頭がいっぱいだ。100年に1度、否、これからどれだけ競馬が続いても二度とあり得ないレースだといっていい。

   これについては後で触れるとして、ポストの菅義偉版「桜を見る会」疑惑からいこう。読売新聞(11月23日付朝刊)がスクープした、安倍晋三前総理が主催した「桜を見る会」の夕食会に後援会が一部を負担していたという報道は、永田町を震撼させている。東京地検特捜部が安倍の事情聴取にまで踏み込むのか、特捜部にその"覚悟"があるのかに注目が集まっている。

   ポストによると、同じ疑惑の構図が菅にもあるというのである。菅が官房長官に就任して2年目の2014年4月29日の午後、横浜ロイヤルパークホテルの宴会場「鳳翔」で「菅の春の集い」が開かれ、支持者2500人近くが集まったという。ソフトドリンクとスナック菓子程度で、参加費は1500円だった。だが、菅の資金管理団体「横浜政経懇話会」や政党支部の政治資金報告書には、この時の収入も費用も一切記載がないというのだ。

   菅はその後も毎年「春の集い」を開催している。16年は熊本地震があったため、会場費とキャンセル料の記載が政党支部の報告書にあるという。その後からは毎年記載されてはいるが、会費や人数は公表されていないそうだ。さらなる不記載は12年から現在まで続いている「成田山初詣バスツアー」「ディナークルーズ」「ゴルフコンペ」など後援会をヨイショするイベントだという。

   ポストによると12年までさかのぼっても記載はないそうだ。ちなみに成田山ツアーは毎年1000人近くが参加し、参拝が終わると幕張のアパホテルで幕の内弁当を食べて帰るそうだが、会費は8000円。

   岩井奉信日大法学部教授は、「会費制の支援者の会合やバスツアーは、政治団体の『その他の事業』にあたり、法律上、政治資金収支報告書に『記載しなければならない』と規定されている。(中略)不記載は脱法行為の疑いがある」と指摘している。

   菅は「秘書がうっかりして」と言い逃れるつもりかもしれないが、こうした一事を見てもわかるように、菅は脇が甘すぎる。これからも掘ればいくらでもスキャンダルは出て来ると思う。

   ところで安倍の桜疑惑の捜査は今後どうなるのだろうか。新潮が何人かに聞いているが、大方は「安倍さん本人が起訴されるとは思えない」という見方。東京地検特捜部元副部長で弁護士の若狭勝も、「もし、秘書だけでも在宅起訴して罰金刑にできるなら、政治と距離を置く検察本来の秋霜烈日の姿に戻ったと、むしろ嬉しく思いますけどね」と、古巣には期待していないようである。

  • 安倍晋三前首相
    安倍晋三前首相
  • 安倍晋三前首相

MISIAが TBS「NEWS23」の取材中に馬から落ちて重傷を負った。TBS側は当初、非を認めるどころかMISIAへの謝罪もなかった。

   さて、奇跡の歌声といわれる歌手のMISIA(42)が、TBS『NEWS23』の取材中に馬から落ちて、「背骨の第6、第7胸椎棘突起部骨折で全治6週間の重傷」を負ってしまった。新潮がこの件を取材しているが、どうやら取材班の不注意が繊細な馬を驚かせたために起きた事故だったと見ているようだ。

   なぜなら、知的障害を持つ女の子と馬に乗ってゲームを始める前に、馬術担当トレーナーからディレクターらに、「馬は敏感な生き物。マイクを向けたり、人が急に動いたりすると驚いてしまう。競技中は動かないでくださいね」とレクチャーを受けていたのに、ゲーム中に彼女をインタビューするためのセッティングを始めてしまったから、馬が驚いてしまったというのだ。

   だが、TBS側は発表するリリースの最初の文案に、非を認めるどころかMISIAへの謝罪もなかったというのだ。MISIAの事務所は予定していたコンサートが中止になり、チケット代だけでも5000万円近い損失になるという。TBS側は、非を認めると損失分を払わなくてはいけないから、のらりくらりとしているのだろうか。MISIAは年末にNHKの紅白出場が決まっているが、まだ出場できるかどうか微妙だそうである。

MISIA(MISIA OFFICIAL SITEサイトより)
MISIA(MISIA OFFICIAL SITEサイトより)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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