2024年 4月 25日 (木)

学生から「気持ち悪!」の声も 三重大のコロナ「誓約書」問題

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   「『会食しません』『カラオケしません』。三重大学の学生への誓約書に賛否の声が上がっています」と永島優美アナ。続いてMCの谷原章介が「こちらが大学が学生側に求めたという誓約書です。ここには8つの項目が書かれています。この誓約書、やりすぎなのか...」とプリントを見せた。

   対面授業を再開する前に、緊急事態宣言の対象地域から通う学生に対し提出が求められたというこの誓約書。ほかにも、「学内では1人で食事をします」「旅行は控えます」「課外活動には参加しません」などの項目がある。12日(2021年5月)の放送で紹介した。

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批判うけ、「誓約書」やめて「確認書」に

   学生からは「差別的対応をしているのが気持ち悪!って思いました。僕らの学生ライフを侵し過ぎているのではないか」「そもそも対面を再開すると言ったのも大学なので、わざわざそこまでする必要ない」「差別みたいな感じになっているので悲しいけど、仕方ないのかなとは思う」など様々。

   一方の大学側は「あくまでも感染防止の確認を行うことが趣旨であり、内容に反したことを理由に罰則を科すなどといったことを意図したものではない」と説明。さらに、学務部担当者の話を聞くと「過去に4回クラスターが発生し、コロナ禍における生活の変容が浸透しなかったため、個人の意識を高めたいという思いがあった」という事情もあったようだ。

   大学は、問題視されたことを受け、この誓約書を廃止し、全ての学生と職員に向けた「確認書」を作ることを決めたという。

鈴木大地「大学生はしっかり自覚して行動を取れます」

   鈴木大地(前スポーツ庁長官)「個人的にはちょっとやりすぎかな、と思います。大学の気持ちも分かりますが、さすがに幼稚園生ではないので。大学生はしっかり自覚して行動を取れます」

   昭和大学医学部客員教授の二木芳人医師「緊急事態宣言が出ているところは県境を越える移動も控えるように言われていますが、(大学側は)その地域の人たちにも教育のチャンスを持ってもらおうと、『ここまでしています』と姿勢を見せようと思われたのでは。1つのアピールだったのでしょうね」

   また、若狭勝弁護士は「優越的な立場の者が個人の行動を制限するような内容に署名させることはやり過ぎだし、パワハラになる可能性もある」と指摘している。

(ピノコ)

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