2024年 4月 25日 (木)

玉川徹「政府の思う通り」 五輪観客は「上限最大1万人プラス別枠」

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   昨日21日(2021年6月)夕、五輪観客数を議論する5者協議が開かれ、五輪については収容人数50%以内で最大1万人という観客数上限が決まった。パラリンピックについては来月16日までに決定される。

   IOC関係者やキークライアントなどは、すべての競技会場で観客とは別枠で入場可能となる。緊急事態宣言が出た場合はどうなるのか。菅総理は「無観客も辞さない」としているが、組織委員会関係者からは「誰も無観客にするつもりはない」という声も出ている。

   結局観客有りでの開催となりそうな五輪だが、22日のモーニングショーのスタジオでは激論。

  • 五輪観客数の上限が公表された
    五輪観客数の上限が公表された
  • 五輪観客数の上限が公表された

「別枠」に疑問の声も

   松本哲哉(国際医療福祉大学教授)「残念ながら尾身提言はほぼ無視された状態。結局は状況が厳しくなったら無観客も検討するという程度。急にここにきて別枠がプラス1万人。単にそこで観客と同じようなことをされる方を別枠としていいのか」

   小林信也(スポーツライター「スポーツ界はスタジアムで感染が起きていないという実績を積み上げている。提言を全く無視しているということではないのではないか。別枠というとメディアも別枠。開会式はどうしても参加したいという関係者が多いのでは」

   菊間千乃(弁護士)「ウイルスは観客も関係者も選ばない。なんでもかんでも別枠で処理されると、VIPが大事と見える」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「全部予想通り、菅総理のやりたいことがはっきりみえているから。いつのまにか押し切られて、政府の思う通り。僕も含めて多くの国民は無力感にさいなまれている。結果的に感染は広がらないかもしれないが、国民の反対、専門家の論理的考えを無視するといつか大きなしっぺ返しを食らう。一部の人の利益のために戦争だってやるかもしれない」

酒類販売の検討内容めぐっても論議

   組織委員会は「直行直帰」「マスク着用」「大声禁止」「分散退場」などの観戦ガイドラインを発表する予定だが、その一方で会場での酒類販売も認める方向で検討中としている。

   小林信也「なんでお酒を販売しなければいけないのか理解できない」

   松本哲哉「競技見ながらお酒というのは、感染リスクが高まってくる」

   司会の羽鳥慎一「飲食店がずっと頑張ってきたのに、オリンピックはなんでもありなんだな」

   菊間千乃「VIPの人が来た時お酒飲みたいから、飲めるようにしておきたいのかな。その人たちのことしか見ていない」

   玉川徹「直行直帰で、会場でお酒OK、居酒屋やバーの人が聞いたら激怒する」

   ここで玉川徹が「世界からパンデミックの中で本当に五輪やるのかとみられている」と発言したことから議論が紛糾。

   小林信也が「世界的にみると観客が入って大きなイベントが行なわれている。終わった後お酒を飲んでいる。世界のスタンダードを検証しなければ」と反論。玉川徹が「検証した結果どうだったんですか。僕は海外の報道を見た上でしゃべっている。ブラジルサッカー南米選手権で感染者が出た」と噛みついたが、小林信也は「(感染症)専門家を見るとスポーツに対する理解が浅いと思うことがある」

   いまひとつかみ合わない議論を松本哲哉教授が「多くの人が集まるとリスクはある。やれることを最低限しっかりやってほしい」とまとめた。

(みっちゃん)

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