2024年 4月 20日 (土)

五輪コロナ対策「バブル」崩壊で外出横行 玉川徹「もともと無理なんですよ」

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   「もともと無理なんですよ、そんなことは。だからいろいろ起こる」と、玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)が放り投げるように言うのは、東京オリンピック・パラリンピックの大会関係者・選手やメディアの「ルール破り外出」だ。

  • 五輪関係者の「バブル方式」が…
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視聴者メール「報道関係者は外出し放題」

   「モーニングショー」が街に出て取材してみると――。東京・品川では「さっき到着したばかりの大会関係者が、宿泊のホテルからたくさん出てきました。IDカードを首から下げています。コンビニに入っていきますね」(リポーター)。この8人組は出てくるときにはビールのようなものが入ったビニール袋をもっていた。

   大会組織委員会の「プレーブック」では、入国から14日間は特別な事情がない限り、食事は大会施設や宿泊施設のレストラン、ルームサービスかデリバリーに限られ、外出も制限されているが、そんなことはまるっきり無視だ。きのう14日(2021年7月)の野党合同ヒアリングでも、「アフリカの大会関係者が入国当日に築地を歩いていたという報道がある」「ホテル周辺を散歩しているというが...」と明らかにされた。

   番組への視聴者メールには、「都内のホテルに勤めていますが、報道関係者は外出し放題です。一般の方からクレームの電話がたくさん入っています」「豊洲在住ですが、外国人であふれています。自粛もなにもあったものじゃありません」と、「バブル方式」(海外からの選手や関係者、メディアを外部と接触させない)が機能していないことは明らかだ。

「今後は、夜の街に出ていく人もいると思うな」

   しかし、IOCのバッハ会長は無責任なもので、「違反があったという報告は受けていない」とルールを徹底しようとしない。

   石山アンジュ(「パブリックミーツイノベーション」代表)は「開会式まであと1週間でどこまで改善策が打ち出せるか、このまま進んじゃないかと思ってしまいますね」と心配する。

   玉川はあきれ顔でこういう。「ワクチン打っている人たちが多いから、安心して外へ出ちゃうんですよ。今後は、夜の街に出ていく人もいると思うな」

   海外メディアからは、組織委の取材規制は強すぎて「五輪憲章に反する」と反発が強い。端から「プレーブック」を守る気のない記者もいるだろう。玉川が言うまでもなく、「はじめから無理」なのだ。

(カズキ)

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