対話型AIの日本語早口言葉、番組アナも驚いたワケ

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   「今話題のチャットGPT技術を使ったロボットがお披露目され、流ちょうな日本語で披露したのは耳慣れない早口言葉でした。今、この映像がニュースになっています」。金曜MCのトラウデン直美が21日(2023年4月)の放送で切り出した。

  • AIロボットはどこまで進化する?(写真はイメージ)
    AIロボットはどこまで進化する?(写真はイメージ)
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「しめしめしながら...」

   映像で紹介されたのはEngineered Arts社のヒューマノイド「Ameca(アメカ)」。研究者の男性がアメカに、「たくさんの異なる言語を話すことができると聞いたが、それは本当か?」と尋ねると、アメカは「それは本当です。ドイツ語、英語、フランス語、日本語、中国語など多くの言語を話すことができます」と返答。その後も、研究者に尋ねられるままドイツ語でドイツの天気を、中国語で北京の天気を伝えた。

   問題のシーンはその後、研究者が「日本語で早口言葉を、2回しゃべってください」と話しかけると、アメカが発した日本語がまるで聞き慣れない謎の早口言葉だったのだ。

「しめしめしながら、針を投げる試験官。しめしめしながら、針を投げる試験官」

   トラウデンは金曜MCの岸本理沙アナに「アナウンサースクールの講師も務める岸本さん、こんな早口言葉ありましたっけ?」と問いかける。

   岸本アナは「いやぁ~」と笑いながら「まったく聞きなじみがないですね。ビックリしました。頑張って練習したらアナウンス技術は向上するかもしれませんね」とコメント。

   情報キャスターの西岡孝洋アナは「向上する気はまったくしないですね。およそ、言いにくい要素が入ってないです。サ行とマ行が苦手な人にはいいかもしれませんけど」とコメントし、倉田大誠アナに「できますか?」とチャレンジを促す。

   ところが、指名された倉田アナは「しめしめし......」と言い淀んで、スタジオは爆笑。倉田アナは「これはAIのほうが上です」と降参。

   トラウデンはこのロボットが奇妙な早口言葉を生み出した理由について、ITジャーナリストの三上洋の考えを伝えた。三上氏によると「2つの可能性が考えられる。1つは、日本語以外の早口言葉を和訳して話した。もう1つはアメカがオリジナルで早口言葉を考えた」。

   司会の谷原章介は「ほかのいろんな早口言葉をアメカに言わせてみたくなっちゃいますね」とニッコリ。トラウデンも「そうですね」と頷いた。

(バルバス)

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