トヨタ自動車はハイブリッド車の販売で大攻勢をかける。05年に全世界で年20万台の販売を、2008年には100万台にと大幅に引き上げる。
石油価格の高騰で、省エネ車の人気は世界的に急上昇している。性能面でも改善が目覚しい。ただ、問題はコストが高いこと。トヨタは部品のコストを大幅に削減し、一気に普通車並みの価格にして、売り込んでいく考えだ。
省エネ車の本命とされる燃料電池車の開発はかなり遅れる見通しで、つなぎ役とされたハイブリッド車が期待を集めている。この分野のパイオニアとなったトヨタのハイブリッド車は品不足状態が続いている。ただ、モーター、バッテリー、電池など部品にかかるコストは1台当たり35-40万円かかり、これが普及を妨げる要因になっている。

プリウスは、トヨタが最初に開発したハイブリッド車だ
トヨタは3年でこれを3分の1、8万円程度に抑える予定だ。普通車との価格差がほとんどなくなれば、一気に普及する、と分析している。
ハイブリッド車は電気とガソリンを併用、低速時には電気モーター、高速時にはガソリンエンジンで走る。トヨタは97年に初のハイブリッド車、プリウスを発売。その後エスティマ、クラウン、アルファードにも採用された。近く高級ブランド「レクサス」にも搭載する。現地生産も米国、中国で始まった。
06年の販売目標は全世界で40万台程度だが、もうひとつのネックは、部品の供給が間に合わないこと。これまで、ハイブリッド車の基幹部品についてはトヨタ本体で内製していたが、アイシンなどグループ企業にも生産を委託することも検討している。
トヨタはこれまで2010年代のなるべく早い時期に、ハイブリッド車の世界販売100万台を目指す、としてきたが、販売車種や投入地域を拡大して目標を大幅に前倒しすることにした。
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