2024年 3月 19日 (火)

auとボーダフォン 顧客争奪で「中傷合戦」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   携帯電話会社を変えても電話番号がそのまま使えるサービス「番号ポータビリティ(持ち運び)制度」が2006年10月24日からスタートする。業界勢力図に大きな影響を与えることもあり、業界2位のKDDI(au)と、同3位のボーダフォン(10月1日からソフトバンクに社名変更)の顧客争奪戦が早くも激しさを増している。

今のところauの優位が目立つ

ドコモは3.5世代(HSDPA)サービスを8月末に開始、シェア争奪戦は激しさを増す
ドコモは3.5世代(HSDPA)サービスを8月末に開始、シェア争奪戦は激しさを増す
「第三世代(3G)携帯電話の基地局整備が遅れるソフトバンクは番号ポータビリティの開始時期を11月以降に先延ばしするように求めてきた」

「実際には別の費用が掛かるのに『番号移転手数料ゼロ』とフレームアップしたり、利用制限があるのに『無料通話料無期限繰り越し』と誇大宣伝するauのやり方はユーザーフレンドリーではない」

   「シェア争奪の天王山」(au幹部)の最前線に立つ販売現場では、両社の中傷合戦さえ聞こえてくる。

   客観的に見ると、今のところ新サービスや料金体系など先手々々と打ち出しているauの優位が目立つ。7月にはヤフーとの連携を売り物にするソフトバンクのお株を奪うかのように米検索大手、グーグルと提携。インターネットに自由につながるフルブラウザ携帯で、auの検索機能の大幅アップをアピール。さらに、8月にはドコモを含めたライバル2社に先駆けて、番号ポータビリティの手数料体系を発表。9月から電池交換や機種変更に使える特典ポイント付きのポータビリティを使ったau携帯への移行の先行予約を受け付ける"青田買い"戦略も始めた。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中