2024年 4月 26日 (金)

北京五輪4日間ツアー40万円 それでも人気は上々完売プランも

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   中国の毒ギョーザ事件やチベット問題で、日本から中国への旅行者が激減しているが、こと北京オリンピックに関しては事情が違うようだ。大手旅行会社のツアーでは早くも完売するプランも出ていて、「前回のアテネを上回るのは確実」と関係者は話す。ツアー料金は3泊4日で40万円近いのが多い。それでもアテネの「三分の一」で、人気の一つの要因だそうだ。

「即日完売の可能性もあった」

   国内旅行代理店大手のJTB日本旅行によると、2008年4月から販売を開始した北京オリンピックツアーの売れ行きは好調で、JTBは全53コースのうち野球や体操などが観戦できる13コースが予約で埋まり、すでにキャンセル待ち状態。前回のアテネオリンピックをかなり上回る人気になっている。実は旅行業界、中国の冷凍ギョーザへの農薬混入事件や、チベット問題などが重なったことなどが響き、08年5月、6月の中国ツアーの予約人数が激減。6月には予約が前年比で6~7割下がった旅行会社も出た。日本旅行はJ-CASTニュースの取材に対し、ギョウザやチベット問題がなかった場合、

「オリンピックツアーは即日完売する可能性もあった」

と話した。それほど前人気が高かったようで、これからオリンピック代表選手が決まるに従い、ツアー申し込みがさらに増えていくだろうと予想している。

   人気の背景をJTBでは、

「開催国との距離が近いこと。また、ツアー料金が『アテネに比べ割安』と感じているお客様もいると思います」

と話している。アテネ五輪のツアーが一人70万円台から90万円台だったのに対し、北京は20万円台後半からある。確かにアテネの三分の一の費用で、世界のトップアスリートの試合が見られるとすれば魅力だ。

   ちなみに、JTBのツアーを見ると、08年8月8日成田発で「体操男女予選 4日間」が39万2000円~。同17日発の「卓球男女予選 4日間」が38万8000円になっている。

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