2024年 4月 26日 (金)

佐村河内氏騒動「聴き手にも問題ないか?」 朝日新聞サイトのテーマ設定が物議

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   「音楽以前に『感動の美談』をありがたがる聴き手の側にも問題はないだろうか?」。佐村河内守氏(50)の別人作曲問題を巡り、朝日新聞サイトの中で識者らの解説や論考を載せている「WEBRONZA」がこんなテーマを設定したところ、ネット上で疑問や反発の声が相次いでいる。

   佐村河内氏問題では、朝日新聞はすでに、過去の報道においてウソを見抜けなかったことを謝罪し、2本の記事を削除している。

「掲載した記事の趣旨などをまとめた」

   佐村河内氏の別の記事を書いた記者も紙面上で、「佐村河内氏と私たちは多くの人々を傷つけた」として、「今後は自分の筆へと向け、自戒の礎としたい」と反省の弁を述べていた。

   そうした動きとは別に、「WEBRONZA」では、佐村河内氏本人や報道側以外のところで問題提起を行った。

   「佐村河内守だけが悪いのか?」。2014年2月12日のWEBRONZAでは、こんなタイトルでテーマを設定し、2人の識者から寄稿してもらっている。

   テーマ設定の紹介文では、「彼は確かに悪い」としながらも、「『ヒロシマ』や『ハンディキャップ』を売りにする音楽業界」に加えて、前述のように聴き手の側についても疑問を投げかけているのだ。

   すると、2ちゃんねるでスレッドが次々に立つなど話題になり、「朝日新聞・・・おまえが言うな」「美談を紹介しまくってたマスコミが悪い」と反発する声が次々に上がった。「指摘していることも当たってる」という声は一部であるが、「詐欺師の被害者に騙される方も悪いって言ってるようなものだな」「何、聴き手側に責任転嫁してんだよ」などと批判の方が多いようだ。

   こうした異論についてどう考えるか、朝日新聞社の広報部に取材した。すると、WEBRONZAの紹介文について、「佐村河内守氏の問題についての意見を集めるページの前文で、掲載した記事(識者の寄稿)の趣旨などをまとめたものです」といった回答しか得られなかった。

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