2024年 4月 26日 (金)

政界再編の動き? 鳥越「ややこしいことはやめてくれ」

   支持率は下がる、閣内不一致はさらけ出す、防衛省はたるみきっているで、福田内閣は足どりが覚束ない。こうなると、永田町の先生方は落ち着いていられないようで、さまざまな動きが表面化する

野合するのはやめてほしい

   麻生太郎、鳩山由紀夫という自民、民主両党の大物が地方政府IT推進議連を立ち上げたり、加藤紘一、山崎拓の元自民幹事長が野党議員を引き連れて訪韓したり、直近では、「せんたく議連」なるグループが準備会を開いたりと、政党の枠を超えた集まりが蠢(うごめ)きだしている。

   三反園訓に言わせると、「政界再編、ポスト福田を見据えた動きであるのは間違いない」。

   なかでも、「せんたく議連」はかなりのクセモノ。自民30人、民主30人、公明5人くらいで構成し、さらに「社民、国民新党にも声をかけたい」(石原前政調会長)。先に北川前三重県知事、東国原宮崎県知事らがつくった「せんたく」と提携して、「せんたく連合」まで企図し、一大勢力をもくろんでいるらしい。

   自民、民主とも、その顔ぶれは反福田、反小沢中心だが、そうでないメンバーも混じり、「こういうときは必ず偵察要員がいる」(三反園)とのこと。

   鳥越俊太郎は「ややこしいことはやめてくれ、というのが国民の気持ちだ」と珍しく声を荒げ、「ねじれ国会は実は非常にいいことで、政権交代させ得る可能性を、国民が選択肢として持ちつつあるときに、政策も、志も、理念もバラバラな連中が政局で野合するのはやめてほしい」と言った。

   石丸幸人「東国原人気に便乗しようとしているのでは。『せんたく』を名乗るのは、それこそ(マンガ『弁護士のくず』盗用問題ではないが)パクリだ」(笑)

   こうした事態を引き起こすのは“あいまい宰相”の指導力のなさからで、「福田さんの顔が見えない」(三反園)。だが、それが逆に各先生方の思惑を見せてくれるのも確かだ。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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