2024年 4月 25日 (木)

テレビが炎上 その対応策

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   「事故多発!老朽家電が火を噴く」。クローズアップ現代にしては民放的な番組タイトルが目を引いた。10年20年と経過し、劣化した電化製品――テレビ、冷蔵庫、洗濯機、扇風機――などが危険だというもので、民放でも時折目にするような企画ではある。

燃えにくい素材や炎上防止

   これがもし民放だったら――だいたい構成は予想がつく。メインコンテンツは実験だ。「あ! 今、火がつきました。わずか数秒の間に、一気に、扇風機を包みこむように燃え上がっています!」とヘルメットをかぶったリポーターが実況する。最後に「対策」「気をつけること」をフリップに5項目ぐらいまとめ、キャスターが一言注意を促しておしまい。

   一方、この番組では危険な実験映像もワンオブゼムの扱いなのだ。「実況」もなし。その代りに分厚いのが地味な「対策・取り組み」情報の多角的な紹介。さすがはスポンサーと視聴率に縛られない天下のNHKではある。

   番組によれば、現在メーカー側では家電の火災対策として燃えにくい素材を使用したり、炎上を防ぐ機構を工夫したりするなどの研究を進めているそうだ。VTRの最後にはあるガス機器メーカーが取り上げられた。最後に持ってくるのは抑えの切り札的存在である。その会社では、古い製品を「有料で」点検してあげている。「長く使うには点検が必要なんですよ」とは担当者のセリフ。人間だって人間ドックに入るでしょう!? だが、いま問題なく使える古い扇風機は人間ほど大事ではないし、数千円払って点検するのも非現実的だ。

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