柔道「金」の石井 その「現代っ子」度

2008/8/18      このエントリーを含むはてなブックマーク はてなRSSに追加 この記事を含むECナビ人気ニュース   Yahoo!ブックマークに登録   newsing it!   コメント(5)  

   <テレビウォッチ>変容する柔道に対応できずにベテランが挫折するなかで、「柔道」にも「JUDO」にも順応できる新世代が躍り出た。100キロ超級を制した石井慧(21)。

   その発する言葉がことごとく世代交代を思わせる。決勝戦を制したあと、「柔道最高」を連発していたが、「プレッシャーは?」と聞かれて、「オリンピックのプレッシャーなんて、斎藤先生(監督)のプレッシャーに比べれば、屁のつっぱりでもない」

   「いま何がしたいですか?」には、「いましばらく、遊びたいです」といってから、「あ、練習もしたいっす」。

   これに解説の篠原信一(シドニー銀)が、「石井はしゃべらない方がいい」といっていたが、この篠原の感覚がまさに旧世代。石井はすでに一歩先をいっている。

   その最たるものが、「きれいな一本勝ちが見たかったら、体操をみてればいい」「柔道はルールのある喧嘩だ」というヤツ。柔道の国際大会の現状を的確に言い表している。ポイント制の浸透で、世界のあらゆる格闘技のワザが入り交じって、柔道は美しくなくなっている。重量級ではとくにそうだ。しかし石井は、抜群の体力で攻撃をしのぎながら、相手が疲れたところで一本というのができる。事実そうして金メダルを獲った。

   表彰式後のインタビューで、「今日やった感じでは、高校時代の世田谷学園の方が全然強かったです」と平然という。4年前の全国高校選手権で、石井の国士舘高校は世田谷学園を破って優勝している。

   石井は19歳4か月で全日本を制し、山下泰裕の最年少記録を抜いた。そのときも、「この歳で優勝しているのは、山下先生だけで、山下先生の記録(9連勝)を抜きたいです。生きてるうちに記録は作っておきたい」と言い放っている。

   その石井は、優勝を決めた直後、カメラに向かって、「ハッスル、ハッスル」をやってみせた。「あれがよかった」と、ハッスルの元祖、元柔道選手でプロレスラーの小川直也(バルセロナ銀)はいう。石井は小川の道場で修業もしていたのだ。小川は、「言いたいこと言っとけ、若いんだからいいよ、といってる。おれのときとは時代が違う」という。

   きわめつけが、優勝後のひとこと。「金メダルが内柴先輩の1個だけというのを、自分は幸福に感じてた。自分が目立てると思って」

   スタジオは大笑いだった。松尾貴史が、「あの状況のなかで、ユーモアみたいなものが出てくるのはいいですね」

   先の小川は、「いまはまだスタミナで勝っている。後はワザだ」という。きびしい4年間の始まりである。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
ads by Overture

関連記事

カテゴリ内の最新記事

ads by Overture

スポンサーサイト

ニュースの最新記事

ECナビランキング - 【フード・ドリンク】 - 価格比較へ

モノウォッチの最新記事

注目情報

  • お歳暮の気持ちをカタチにすると

    温泉、ゴルフ、クルージングなど「スペシャルな時間」も演出可能。今ならJ-CAST読者だけ10%OFF!

  • 来春新卒社員を募集中!

    インターネット発の日刊フリーマガジン『J-CASTニュース』を中心に、媒体の企画・編集・制作を手がける、伸び盛りの会社です。

会社ウォッチの最新記事

ads by Overture

スポンサーサイト


注目情報