開会式でも感じたが、カナダは何かとやることがダサい。大雑把で人のいい民族であるのを認めるに吝かではないが、およそ芸術的センスや洒落っ気という点では評価すべきひらめきがない。今回も演出に格別の見所はなかった。ロシアのソチを案内するくだりで、指揮者のゲルギエフが出てきた場面にちょっと惹かれただけである。
そもそもカナダ出身の大芸術家というのを聞いたことがないし、今回もクラシックの歌手はともかく、ぞろぞろ出てきた歌い手が1人を除いて素人臭い人が多く、開会式でもやたらにつまらない歌が続いて閉口した。思い出すが、冬季では1994年のノルウェー・リレハンメル大会で、北欧らしく、開会式の途中で山岳民族調の素晴らしい金管楽器の吹奏楽が登場してきて唸ったものだった。
また、カナダと同じ北米大陸でも、アメリカはショービジネスの国、1984年の2度目のロサンゼルスオリンピック大会では、グランドピアノを50台並べて、50人のピアニストが生でガーシュインを演奏したのには驚嘆した。さすがだと感心したのである。次回のソチは芸術の国・ロシアなので期待できるだろうか。
司会の曽根優と有働由美子はアナウンスが煩くなくてよかった。有働は気の毒に3年間のアメリカ暮らしで疲れたのか、すっかり毒気が抜かれてくたびれモード。ご褒美に4月からは国内で目立つポストに返り咲くらしいが、他局や自局のピチピチに勝てるかな?
(黄蘭)

関連記事
ツイート数ランキング
おすすめワード
【スポンサードリンク】
|