2024年 4月 24日 (水)

大島優子オーラも身長も天海祐希の半分?いえいえ歌い踊る場面楽しみ

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カエルの王女さま(フジテレビ系木曜よる10時)>なんと言っても、天海祐希の力強さにはシビレる。このドラマでは、元本業(元宝塚男役のトップスター)の歌と踊りも披露し、楽しませてくれる。

   自称ブロードウェイスター、実はオーディションに落ち続け、エージェントからも見放された澪(天海祐希)が、ニューヨークから故郷の由芽(ゆめ)市に戻ってくる。由芽市では、合併を画策する市長(岸部一徳)が、音楽堂を壊して県内最大のゴミ処理場を建設しようとしていた。

   それを阻止しようと頑張るのが澪の恩師・香奈絵(久野綾希子)とママさんコーラス「シャンソンズ」(なんちゅう名前だ!)のメンバーたち。香奈絵はいまや風前の灯火となったシャンソンズを立て直すために澪を呼んだのだ。

ゴージャス美人系VS地味可憐系

   シャンソンズの中心になっているのが、市長の娘で優等生主婦の忠子(石田ゆり子)。破天荒なまでに自由な澪の対極にある保守的な女だ。鎧を着たような暗い忠子が、澪に反発しながらも少しずつ明るく自由になっていく過程を、石田ゆり子が不器用そうに演じているのがほほえましい。

   また、就活53連敗のおどおどした女子学生・まひる(大島優子)も、少しずつ自信をつけてゆく。大島優子って、つくづく見た目、普通の女の子だなあ。とくに天海祐希の隣に立つと、身長もオーラも半分もないみたいだ。人気があるところをみると、日本にはゴージャス美人系より地味可憐系が好きな男が多いのかな。個人的には、日本の男にもっと恐れずにゴージャス・優秀・美人系を追いかけてほしい。そういう女はわりあい性格がいい人が多いと、女の私は思うんだけど。

   設定では、財政難→合併→音楽堂廃止の市長が悪役となっているが、地方都市のいわゆるハコモノ行政の無惨さを見れば、なんとかしようとするのは当然だ。だけど、自分の町をよそから持ち込んだゴミの集積場にして財政を豊かにしたって本末転倒だし。原発を抱える町にも通じる深刻な悩みだ。

   筋立てはともかく、天海祐希を中心に女たち(フェミ男もいるけど)がせいいっぱい歌い踊る場面を毎週楽しみにしている私である。

(カモノ・ハシ)

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