高市答弁は「中国への抑止力」だったのか レーダー照射問題で橋下徹氏がクギ「論理的な論戦を」

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   防衛省が、中国軍の戦闘機が2025年12月6日午後に2回にわたって沖縄本島南東の上空で自衛隊のF15戦闘機に対し断続的にレーダーを照射した、と発表した。高市早苗首相の台湾有事発言で日中の摩擦が広がっている時期だけに気になる動きだ。

  • 中国軍のレーダー照射について発表する小泉進次郎防衛相(写真は小泉氏のXから)
    中国軍のレーダー照射について発表する小泉進次郎防衛相(写真は小泉氏のXから)
  • 橋下徹氏(2015年5月撮影)
    橋下徹氏(2015年5月撮影)
  • 中国軍のレーダー照射について発表する小泉進次郎防衛相(写真は小泉氏のXから)
  • 橋下徹氏(2015年5月撮影)

「偶発的な大事故につながる危険性」

   12月7日の情報番組「日曜報道 THE PRIME」(フジテレビ系)では、この動きをめぐってゲスト出演者が危惧を示した。

   小原凡司・笹川平和財団上席フェローは「『照射』という言葉を使っているということは、中国側の航空機が安全に飛ぶための探索ではなく、攻撃のための準備段階のモードに入っていたと言ってもいい」と話し、偶発的な大事故につながる危険性があると指摘した。

   ジャーナリストの櫻井よしこさんは「高市さんの国会発言に対して習近平さんが怒りを示したんだと思います。(中国側の)各部門ができる限り日本に嫌がらせをする言動を取ることで習近平さんに取り入ろうとする動きがある。(習近平氏の意思をくみとって)現場のパイロットたちが自衛隊機にレーダー照射してやろうということになった可能性もあると思う」と話し、「すごく日本は危ないところにきている。中国に情報戦で劣勢に立たされている」と話し、今こそ日本が平和国家であることを国際社会にアピールするチャンスだ」と強調した。

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