カメラメーカーのデジタル一眼レフ戦争 -レンズ交換がアマチュアカメラファンに人気-

愛着カメラのレンズが使える

   そこで期待されるのがデジタル一眼レフだ。カメラメーカーのお得意さんだった「フィルム一眼レフと複数の交換レンズを持つベテランアマチュア層」の乗り換えがごっそり期待できる。アマチュアカメラマンにとって、愛着のあるカメラのレンズがデジカメに使えるというのは、お金の問題だけでない。

さまざまな新しいモデルが展示されている、デジタル一眼レフカメラの売り場
さまざまな新しいモデルが展示されている、デジタル一眼レフカメラの売り場

   メーカーにとってもうまみのある商品だ。一眼レフは価格も下がったとはいえ安いものでも小型デジカメの3~4倍はあり、利益率が高い。低価格化の先陣を切ったキヤノンは今秋、Kissデジタルをより安価にした後継機種を出すとの予想もあったが、それに反して、より高級な価格帯の上位機種を出してきた。そこにデジタル一眼レフの価格維持の思惑が読みとれる。
   デジタル一眼レフはデジタルでもフィルムでもレンズなど光学系の高い技術が要求され、家電メーカーが簡単に追いつけない。この半世紀、日本のカメラメーカーはフィルム一眼レフの開発に切磋琢磨して世界市場に雄飛した。デジタルの分野でもこの伝統が生きるのか。
   キヤノンは自社の予測で、03年に全世界で対前年比4倍の85万台となったデジタル一眼レフ市場が、04年は「230万台になる」と強気だ。キャノンの販売先を見ると、国内2に対し海外8という。海外市場は主に北米と欧州で、アジアは、これからの市場。主戦場は、海外にあるといえる。

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