横路追い落としの刺客 タイゾー君に期待の声
北海道教育委員会が2006年12月に行った「いじめ実態調査」に対し、北海道教職員組合が全道の21支部に対し「調査に協力しない」よう文書で指示していたことがわかり、ネット上では、「組織ぐるみの隠蔽か」などと騒然となっている。そうした中、北海道教育界の改革を託す人物として、突如アノ男の名前があがっている。
その男の名前はタイゾー君(杉村太蔵衆議院議員)である。タイゾー君は、小泉自民党の圧勝で比例区当選したが、次回の比例当選は難しく、旭川出身ということもあり次期総選挙で北海道1区からの出馬が「内定」している。また、07年1月7日には北海道に存在感を示すため、破たんした夕張市を「新生夕張プロジェクトチーム」の団長として訪れ、市内を視察した。
民主党では現状を変えることなど無理?
ブログでは相変わらずの書き込みだ
タイゾー君に北海道教育界の改革を託せないかというカキコミが出たのは、「2ちゃんねる」に立てられたスレッド「『いじめ調査に協力するな』…北海道教組が支部に通達」の中である。
 
調査は06年9月に滝川市の小6女児のいじめ自殺が発覚したことを受け、道教委が全道の小中高生と教員計約46万人を対象に行ったもの。無記名式で、児童生徒にはいじめられた経験やいじめを無くす方法、教員には、いじめに対処した経験などを聞いた。しかし、北教組は学校に対し調査に協力しないように指示していた。
 
「横路(孝弘衆議院議員)を北海道一区から追い出せ。それしか方法がない」の問いかけに応える形で、「北海道といえばタイゾー」というカキコミが現れる。
 
なぜタイゾー君の名前が出たかというと、同区から選出されているのが民主党所属の横路孝弘議員。横路議員は北海道知事や衆議院副議長を務めた大物で、党内の護憲派議員の代表格である。
 
北海道は民主党大国で、民主党と道教委は近い関係のため、横路議員では現状を変えることなど到底無理だと見られている。そこで、自民党に期待できないか、というわけだ。