2024年 4月 27日 (土)

江原啓之がフジを痛烈批判 「虚偽の提案でだまされた」

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江原さんテレビ番組から引退?

   ところで、本当に非はフジ側だけにあるのか。

   フジテレビは、痛烈な批判にも関わらず、江原さんの責任は問わない姿勢を崩していない。J-CASTの取材に対し、広報部は「江原氏をはじめ出演者の方のまったく関知するところでない問題であると考えており、ご迷惑をおかけし大変申し訳なく思います」と逃げ腰なのだ。

   しかし、江原さんに対しても、いくつか疑念の声が聞こえてくる。テレビ批評で知られる作家の麻生千晶さんは、

「江原さんはご立派な方なのかもしれませんが、超能力があるというのなら、『望まれていない』『経営が悪化していない』ということがなぜ分からなかったのですかね。以前に、自分が殺されることが分かっていなかった占い師がいたことを思い出します。そもそも、私は、スピリチュアルなんてみな、いかがわしいと思っています。占いなどは隠花植物のようにひっそりとやるものです。信用していないのに視聴率稼ぎに利用するテレビ局と、どっちもどっちですよ」

   と手厳しい。

   さらに、カウンセリングをしたのに、その結果、美容院経営の女性の人生を狂わせたようなのだ。美容院の従業員男性は、J-CASTニュースに次のように打ち明けた。

「あの問題があってから、精神的に不安定な状態が続いているのですよ。店には、時々出てくるだけになっています。だから、本人に直接取材することは控えさせて下さい。江原さんには力があると言いますが、私どもとしてはクエスチョンが付いていますね」

   ただ、BPOの審議結果が出て、「『(ボランティアで贈った)リンゴの気持ちが報われた』と、本人はホッとした様子だった」という。むしろボランティアの大切さが改めて分かったということなのだ。

   もっとも、江原さんも、部分的に非は認めている。公式サイトで、「『カウンセリングを望まれている』と鵜呑みにする私自身の傲慢さがあったのだと、深く反省」「相手の心情に対する考慮に欠けた私の行動にも問題があり、深く反省するとともに、謝罪の意を述べたい」と漏らしている。

   そして、次のような意味ありげなコメントで締めくくった。

「私自身はテレビにもしがみついているわけでもありません。私はこれからも私の道を歩んでいく所存です」

   もしや…テレビからの引退宣言なのか。J-CASTニュースでは、具体的な非についても含めて、江原さんに聞こうとしたが、

「現状をふまえまして、今の段階では個人的に取材を受けることは差し控えたく存じます」

   との答えが返ってきた。

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