2024年 3月 29日 (金)

iPhoneは儲かる? ソフトバンク孫社長強調

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   ソフトバンクは2008年10月29日、08年9月中間期(08年4月~9月)の連結決算を発表した。前年同期比で売上高は微減したものの、営業利益が過去最高を更新。利益のほとんどを携帯電話事業から稼ぎ出す構図はこれまでどおりで、「失速」が指摘されていた「iPhone(アイフォーン)」についても、「儲からないというのは勘違い」と、強気の姿勢を見せた。

孫社長は「iPhone(アイフォーン)」についても強気の姿勢を見せた
孫社長は「iPhone(アイフォーン)」についても強気の姿勢を見せた

   発表された決算によると、売上高は前年同期比2.6%減の1兆3289億円だった一方、営業利益は同7.3%増の1800億円で、過去最高を更新。そのうち881億円がソフトバンクモバイルによる移動体通信が稼ぎ出したものだ。

 

   孫正義社長は、東京・芝のホテルで開かれた発表会で

「ARPU(契約者1人あたりの月間収入)下落に打ち止め感が出てきた」

とした上で、端末代金を原則2年間にわたって分割払いする「割賦制」については、

「(端末代金の支払いが完了した)割賦明けでも、解約につながる傾向は見られない。割賦代金の一部を通話料金を割り引くという形で補てんしてきたが、割賦明けはそれをしなくてよくなる。その分、収益(増)に直結する」

と、楽観的な見通しを示した。あわせて、売上高微減の一因は、割賦制の導入にともなう端末売り上げの減少にあることを明かした。

「アイフォーン」失速を否定

   また、08年7月に発売されたタッチパネル式端末「アイフォーン」については、

「ARPUが他の端末に比べて非常に良い。倍近くいい。『儲からない』というのは勘違い」

と収益に貢献していることを強調した上で、販売済み台数については、これまでどおり明言を避けたものの

「大体、予定しているペースで出ている」

と、「失速説」を否定した。

   この日の会見では、6年ぶりに業績予想を開示。09年3月期の連結営業利益が前年比4.8増の3400億円に、フリーキャッシュフロー(現金収支)が1400億円の黒字(07年度実績では1642億円の赤字)になる見通しを明らかにした。

   孫社長は

「軸足は(売上高ではなく)フリーキャッシュフロー。50代のうちに無借金経営にして次の代に引き継ぎたい」

と、見通しの達成に向けての意気込みを語っていた。

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