2019年 9月 22日 (日)

百貨店の低価格路線 ワタミ代表「失敗する」と予測

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   全国百貨店売上高が18カ月連続で前年同月比マイナスとなるなか、百貨店はメーカー品よりも安いプライベートブランド(PB、自主企画)を開発して、お客の取り込みに必死になっている。ところが、飲食チェーン、ワタミの渡邉美樹代表は百貨店の低価格戦略が「失敗すると思う」と批判した。どこも安いPBを導入するのは「苦肉の策だ」と専門家もいっている。

従来メーカー品より4割安い価格を実現

   西武百貨店とそごうで、プライベートブランド「リミテッド エディション」が2009年9月に立ち上がった。婦人、紳士、こども服、インテリア、スポーツの各分野で展開する。

   人気デザイナーの田山淳朗さんとコラボレーションした婦人服「リミテッド エディション by アツロウ タヤマ」は、従来のメーカー品より4割安い価格を実現した。百貨店で売っている秋物ジャケットの中心価格は2万6000円で、低価格帯でも1万6000円のところ、「リミテッド エディション by アツロウ タヤマ」の中心価格は1万2000円に設定している。

   全商品に占めるPBの割合が2割と、他の百貨店に比べてダントツで多い大丸。紳士スーツを3万円台から揃え、若年層の取り込みに成功している。婦人服でも「ソフール」「プチ オンフルール」といった数々のPBを松坂屋と共同で展開。9月に立ち上げた「プチ オンフルール」は、キルティング素材を使った人気のキルトジャケットが1万円、ワンピース5000円、インナーとカーディガンがセットになったアンサンブルニット9000円と、1万円以下の品が多く揃う。

   安いPBの開発にこぞって力を入れるのは、それだけ追い込まれているからだ。

   日本百貨店協会が9月18日に発表した8月の全国百貨店売上高(既存店ベース)は、前年同月比8.8%減の4568億円と18カ月連続の前年同月比マイナスとなった。「ユニクロ」や「H&M」のようなファストファッションに、百貨店の客がたくさん流れたと言われている。

   ワタミの渡邉美樹代表は9月29日放送の日本テレビ系情報番組「スッキリ!!」に出演し、百貨店の低価格戦略について、

「(百貨店の市場規模が)9兆円から7兆円に縮小している中で、どう生き残るかと戦略転換しなきゃならないのに、スーパーマーケットの領域に入ろうとしている。失敗すると思いますよ」

と話した。

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