2024年 4月 26日 (金)

甘い個人情報管理に厳しい批判 「フェースブック」大慌てで改善策

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上院議員もプライバシーに「懸念」

   4月22日、ザッカーバーグCEOはFBのブログで新機能を説明した。コメント欄には賛同もあったが、「このサイトでプライバシーがなくなるのはご免だな」「私の好きな曲が何かをPandoraに知ってほしくない」といった反対意見や、「何のための機能だかよく分からない」という人もいる。

   米国の上院議員も動いた。ITニュースサイト「TechCrunch」は、4人の上院議員が4月27日付でザッカーバーグCEO宛に送った書簡を掲載。そこには、FBのプライバシーポリシー変更と、外部ウェブサイトでの個人データの使用について、「懸念している」とある。

   即時パーソナライゼーションについては、FBの提携サイトがユーザー本人だけでなく、友人リストや友人たちの公開情報にまでアクセスできる点を指摘。これらは、「本人が承諾しない限りは非公開とされるべき重要な個人情報」とした。だがFBは、本人の求めがあって初めて非公開とする方式をとっている。議員らは、あらかじめ非公開としてユーザーが許可した場合に公開する「オプトイン」とし、もっと簡素な仕組みにすべきだと主張した。

   ザッカーバーグCEOは5月27日、FBのブログで、「ユーザーから多くのフィードバックをいただき、時間をかけて検討した」としたうえで、ユーザーが個人情報を管理する仕組みを簡素化するよう変更を加えることを明らかにした。自分の情報を誰に公開するかを1回の設定で決められるようにしたり、プライバシー情報の項目も絞り込んでシンプルにしたりする。ユーザー情報を別のウェブサイトに漏れないような処置も施すという。これらは数週間以内に実施される模様だ。

   ひとまず「プライバシー問題」にケリをつけた形だが、かなりの批判を受けたことが今後のFBにどういう影響を与えるか注目される。

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