2024年 5月 1日 (水)

社民党のドロドロ党首選 「誰も立候補できない」事態も?

「国会議員3分の1」の壁

   その後、服部議員(61)の擁立を軸に検討が進められたが、1月19日になっても難航中だ。阿部政審会長は19日のツイッターで「社民党の党首選、本当にハードルが高い」と「国会議員3分の1」規定について、嘆いている。

   福島党首が仮に最低ラインの4人の推薦を得たとすれば、福島氏本人を除くと社民党国会議員はあと5人。服部氏擁立を仮定すると、阿部・照屋両氏は推薦するとして残りは2人だ。「4人以上」確保には、この「2人」をいずれも取り込む必要がある。要するに、国会議員が2人立候補するということは、「5人VS 5人」の真っ二つに割れることを意味する。

   社民党は1996年に党名を社会党から変更して以来、党首選はいずれも無投票だった。仮に今回、党首選が実施されれば、「党員の投票により」(社民党党則)選ばれることになる。一方、立候補できる候補者が出ず、党首選が行えなかった場合は、全国代表者会議で選出できる、などと党則で定めている。

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