2024年 4月 28日 (日)

キヤノンも9月に「ミラーレス」参入 デジカメ戦国時代、勝者はだれか

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

韓国サムスンが虎視眈々

   デジタル一眼レフは、別売のレンズを除いた本体価格だけで20万円くらいするものも珍しくなく、安いものでもレンズ込みで7万~8万円くらいが相場。ミラーレスはレンズ付きで5万~7万円くらいが一般的で、ミラーレスの高級品とデジタル一眼レフの廉価モデルなら一部に価格の逆転現象が起きている。他方、コンパクト型は1万~2万円台が一般的で、1万円を切るものもあり、メーカーにすれば利幅が薄く、ミラーレスに力を入れるのもうなずける。キヤノンの場合、より技術力で勝負できるデジタル一眼レフが主戦場。今回のミラーレス参入も、若者などの新規ユーザーにデジタル一眼レフにステップアップしてもらうための足がかり、という位置づけもある。

   ただ、ミラーレスの拡大は、日本メーカーの牙城であるデジカメ市場に韓国サムスン電子が入り込む余地を与える可能性を指摘する向きもある。機敏に動くサムスンは早くも2010年にミラーレス市場に参入、今年に入ってからも続々と新製品を投入している。ミラーレスはデジタル一眼レフのような複雑な構造ではなく、高度な光学技術を持たないメーカーにもハードルは低い。「だからこそパナソニックが台頭した」と言ってはパナソニックに失礼だが、一面真理ではある。「この先サムスンがミラーレス市場を席巻などということになりはしないか」と危ぶむ声も主要メーカーから聞かれる。

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