2024年 4月 26日 (金)

JAL第三者増資に「かなり意味深な名前」 麻生氏が挙げたのは京セラなのか

稲盛氏は「今は給料も何ももらっていない、名前だけの名誉会長」と反論

   この点については、稲盛氏自身が12年8月2日の会見で、

「京セラと言えば私というようになっているが、実際は今は給料も何ももらっていない、名前だけの名誉会長。京セラが50億の増資に応じたというのは、現在の経営陣が決断したこと」

と反論している。また、増資そのものについて、500億円を目標に数十社に対して打診したにもかかわらず8社しか応じなかったという経緯がある上、震災直後で需要の落ち込みが確実視されていたことを理由に、

「京セラだけでなく、8社は大同小異不安をいただきながら、『(震災前に)約束をしたんだからしょうがない』と出資をしていただいたものだと思っている。決して『儲かるからなんとか』ということでもって出資した会社は、おそらく1社もない」

と、批判は妥当ではないとの見方を示している。

   それ以外にも、西田氏はJAL株の約38%を外国人が保有し、配当が行われることについても問題視。麻生氏も、

「ちょっと、公平性を欠くのではないか。何となく、ちょっと腑に落ちにくいというのが率直な実感」

と応じた。西田氏は、

「まさに民主党政権の一番良かった成果、唯一といっていいけれども、彼らが自慢していたんですけどね。今更彼らの頭を叩くつもりはないけれども、かなり問題があると思うんです!」

と質疑を総括し、民主党批判を強めていた。

1 2 3
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中