2024年 4月 29日 (月)

産経新聞の投書が官房長官を動かす 官邸会見が「下向き」から「国民目線」に?

細川、森、麻生の歴代首相はプロンプターを活用

   歴代の首相会見でも、「目線」のあり方については試行錯誤を繰り返してきた。例えば1993年の細川護煕首相、00年の森喜朗首相、09年の麻生太郎首相は、演台の前にある2枚の透明なパネルに原稿を映し出す「プロンプター」を活用。目線が下にいかないように工夫した。

   プロンプターは事前入力された原稿を画面に映し出して利用するため、事前に内容が決まっている演説や記者会見の冒頭発言には適している。だが、質疑応答には活用しにくく、必ずしも万能とは言えない。

   特に官房長官はポストイットが多数挟まれたファイルを手に会見に臨み、質問内容に応じてファイルを参照しながら答弁する。冒頭発言なしで質疑応答のみの会見も多く、あまりプロンプターの出番はなさそうだ。

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