2024年 4月 20日 (土)

マー君の大リーグ行きに黄信号 米側が新入札制度「仕切り直し」宣言

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   大リーグ行きを熱望しているとされる楽天の田中将大投手の前に、突然大きなハードルが現れた。すでにポスティング(入札)制度は日米で大筋合意しており、労組にあたる日本プロ野球選手会もこの制度を2年間限定で受諾することを決めたばかりだったが、大リーグ側が「情勢は変わった」として新たな制度を提案し直す方針を示したからだ。

   選手会はこれまで、「メリットがない」と新制度に難色を示してきた経緯があり、大リーグ側が日本側の返答の遅さにしびれを切らした形だ。

合意できなければ米行きが2年遅れる

   これまでの入札制度は、入札最高額の米球団が独占交渉権を獲得する仕組みだった。新制度でも入札額1位の球団に独占交渉権が与えられる点は変わらないが、日本側の球団に渡る移籍金は、1位と2位が提示した額の中間額になった。米側の球団からすれば、入札に必要な金額が抑えられる分、選手に支払う年俸を増やすことができる。

   旧入札制度はすでに失効しており、入札制度が利用できない場合、大リーグ行きにはフリーエージェント(FA)権を行使する必要がある。田中選手がFA権を得るまでには、あと2シーズンプレイする必要がある。

   新制度は日米で大筋合意しており、選手会も2013年11月14日に受け入れを決めたばかりだったが、米側が突然「仕切り直し」を宣言した形だ。

   大リーグの公式サイトによると、大リーグ機構のロブ・マンフレッド最高執行責任者(COO)が11月14日にフロリダ州オーランドで行われたオーナー会議の場で、

「我々が日本側に提案をし、素早い返答が重要だと伝えてあった。残念ながら、彼らはそれができなかった」

と説明したという。

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