2024年 5月 5日 (日)

「都知事選にビートたけし出馬」報道過熱 本人は「やるわけないっての」と苦笑するが…

「出馬したら当選間違いない」

   だが本人が否定しても、「たけし出馬説」はやまない。12月22日付のサンケイスポーツで都知事選を予想した政治評論家・有馬晴海氏は、「大穴中の大穴」としてその名を挙げた。政治の素人ではあるが、「出馬した場合、当選するのはほぼ間違いない」とまで言い切ったのだ。

   ほかに候補者とされる中には、安藤優子氏や滝川クリステル氏といった女性キャスターが含まれている。丸川議員も元テレビ朝日のアナウンサーで、やはり「可能性あり」とされる小池百合子・衆院議員も「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で初代キャスターを務めた。こうした流れから、12月22日放送の「サンデージャポン」(TBS系)では、番組進行役のTBS・田中みな実アナまで「(出馬)どう?」と促され、出演していた西川史子さんに「誰でもいいの」とキツいひと言をもらっていた。

   一部では少々「悪ノリ」が見られるようだが、これまで報道で「候補」とされた下村博文・文部科学相や橋本聖子参院議員、丸川議員がそろって「意思はない」「難しい」と答えたという。一方で、2012年の都知事選に立候補した弁護士の宇都宮健児氏は、フリージャーナリストの取材に対して「多くの市民の方々の応援をいただけるのならば、それに応える覚悟はあります」と出馬に意欲を見せた。宇都宮氏は前回、「脱原発」を掲げて共産党や社民党の支持を受け、猪瀬氏に次ぐ2番目の得票を得ている。

   国政では他党を圧倒する自民党が、都知事選で有力な候補者が立てられないとなると一大事。今のところ「身内」の議員から色よい回答が返ってきておらず、「たけし推し」が、もしかすると…。

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