2019年 5月 23日 (木)

羽田の巻き返しで乗り換え客急減 韓国の仁川空港が曲がり角?

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   韓国の仁川国際空港を経由して欧米へ向かう日本の乗り換え客が急減しているようだ。

   仁川空港は、中国の上海浦東国際空港やシンガポールのチャンギ国際空港、タイのスワンナプーム国際空港などとともに、アジアの「ハブ空港」ともいわれる。アジアと欧米を結ぶ便が多く、利便性・安全性の両面に優れているとされる。

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羽田空港の巻き返しで、韓国の仁川空港は乗り換え客急減(写真はイメージ)
羽田空港の巻き返しで、韓国の仁川空港は乗り換え客急減(写真はイメージ)

   韓国の仁川空港経由の日本の乗り換え客の減少は、東京・羽田空港の「国際化」が要因とみられる。

   羽田空港は2014年3月、国際線の年間発着枠を6万回から9万回に1.5倍増やした。それに伴い、これまでソウルや北京、上海などアジアの中距離路線のみだった昼間の便に、ロンドンやパリ、ミュンヘンなどへの長距離便が加わるなど、ネットワークが大幅に拡大した。東南アジアにはハノイやジャカルタなどの路線が新規に就航したほか、シンガポールやバンコクなども増便となった。米州路線も強化され、中東便も増えた。

   これまで、羽田空港をはじめ日本の空港は「乗り継ぎの悪さ」が指摘されていた。「羽田の国内線と成田の国際線」のように、空港を抱える地元への配慮から、国内線と国際線を分けて運用してきた。「ハブ空港」とは、国内線から国際線(国際線から国際線)の乗り継ぎが一つの空港で便利にできる空港のことだが、日本には「ハブ空港」の機能をもった空港がなかったわけだ。

   その結果、国内の地方都市や東京、大阪からソウル(仁川空港)を経由して、欧米や東南アジアへと向かうルートが「便利」で主流になっていた。

   そうした中で、韓国の朝鮮日報日本語版は2014年9月20日付で、「仁川空港、日本出発の乗り換え客が急減 」と報じた。仁川国際空港公社によると、4~8月の日本の乗り換え客は38万9557人で、前年同期の42万8784人に比べて約4万人(9.1%)減少。日本出発の乗り換え客に限ると、22万322人から19万6224人に2万4098人(10.9%)減少したという。

   仁川空港での乗換率は2013年9月から減少を続けており、2014年4月にはピーク時の20%から5%も低い15%にまで下落したと、朝鮮日報は伝えている。

   一方、国土交通省の航空輸送統計によると、韓国への旅客輸送量は前年同月比11.9%減の12万1667人(14年6月単月)で、2013年4月から前年割れが続いている。また、欧米やオセアニア、中国を含めて、減少しているのは韓国だけ。日韓関係の悪化から、韓国を訪れる日本人が大きく減少していることも影響しているとみられる。

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