松原民進党都連のジレンマ 離党者続出と都民ファとの距離感

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   民進党東京都連会長の松原仁・衆院議員が2017年6月19日、日本外国特派員協会で記者会見を開き、告示が23日に迫った東京都議会議員選挙を前に、小池百合子都知事が代表を務める地域政党「都民ファーストの会」(都民ファ)との連携に意欲を示した。

   しかし、民進党都連は都議選に向けて都民ファに接触してきたものの「没交渉に近い形」に終わったといい、それでも「選挙が終われば一定の連帯関係に入る可能性はある」と秋波を送る。一方で、政党としての都民ファの限界にも言及するなど、対応にはジレンマも垣間見える。背景には、離党者が相次ぎ、勢力が大きく縮小した民進党の苦境があるようだ。

  • 記者会見する松原仁・民進党東京都連会長
    記者会見する松原仁・民進党東京都連会長
  • 立ち上がって会見する松原仁氏
    立ち上がって会見する松原仁氏

「婉曲的には都民ファと民進党は同じ方向を向いている」

   松原氏によると、民進党本部では選挙対策委員長が2016年末から都民ファと接触してきたが、両党の間に「協定やルールは作られていないのが事実。民進党からアプローチしたが、没交渉に近い形だ」としながらも、都民ファとは「敵対する関係にはない」という。

   民進党は17年に入って都議選の候補予定者の離党が相次いでおり、その多くは都民ファの公認で立候補する予定。だが、松原氏は「それぞれの選挙区では、都民ファーストの会に移った今も、民進党の多くの市区町村議会議員が離党した候補者の応援を続けている」とし、さらに「都議会の最大の支持母体であり、党本部レベルで政策協定を結んでいる『連合東京』が、3月には都民ファーストの会とも政策協定を結んだ」という点から、「婉曲的には都民ファーストの会と民進党は同じ方向を向いていると言える」との立場を示した。

   一方で、松原氏は、都民ファの政党としての持続性には懐疑的な見方も示した。「みんなの党」などが「今や雲散霧消」と例をあげながら、「政党が10数年間影響力を持って存在しているかは大きな点だ。多くの有権者からは『都民ファーストの会は10年もつだろうか』という声を聞く。小池知事のカリスマ的リーダーシップで破竹の進撃をしそうだが、小池知事1人に頼っては政党にならない」と語った。

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