2024年 5月 5日 (日)

小松アナ「テレ朝の信頼は地に落ちた」 覚悟の「独白」...一方、報ステは「ギリギリセーフ」連呼

「身から出たさびだと思っている」

   続けて、小松アナは「地に落ちた」と考える理由について

「取材対象者に対して、無断で録音し、それを取材で得た情報と位置付けて、それに基づいて報道してしまうような放送局なのじゃないかという不信感。あるいは所属している従業員に対しては、業務を遂行する中で得る身体的、心理的なダメージに対して、会社が何ら守ってくれないという不信感」

と説明。

「テレビ朝日はセクハラの被害者である女性社員を抱える、いわばセクハラの被害者だという構造があるのと同時に、この女性記者を守り切れなかった。この女性記者からすると、福田事務次官もテレビ朝日も自分を被害者にした相手なのだ、という構造が成り立ってしまう」

と持論を展開した。その上で「それがいつも通り(番組を)展開できない理由です」とし、

「でも、それは身から出たさびだと思っています。だからこそ今回の問題に、私だけが気張ってやるわけじゃないですけれども、テレビ朝日の社員として、テレビの人間として、向き合わなければいけない。一から出直さなければいけないと思いました。すみません、私の独白になってしまいました」

と締めくくった。

   こうした小松アナの「独白」内容はツイッターで拡散され、

「小松アナの『テレ朝は地に落ちだった』発言。会社員なのによく言ったな」
「小松アナ、言葉を選んでるけど自社を誰よりも強く批判している。どうか潰されないように生きてください」
「小松アナはあのテレ朝の中にいて こういう発言出来る。保身に走らない良心的な こういう人こそメディアに必要ですよね」

など、一メディア人として称賛する声が続出。その他にも

「昔TBSで筑紫哲也が似た様な反省の弁を述べていたのを思い出しました」
「小松アナ すこしエモーショナルになりすぎかな?」
「彼は朝日にとってのガス抜き的な役割を担ってると思えなくもない」

など、さまざまな意見が寄せられていた。なお、上記にある「反省の弁」は、1996年のTBSオウムビデオ事件の公表直後、故・筑紫哲也さんが「NEWS23」で「TBSは今日、死んだに等しいと思います」と語ったことを指すと思われる。

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