中国王朝名の覚え歌、ツイッターで拡散 「アルプス一万尺」「もしもし亀よ」
2018.08.10 11:45
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博物館の理想の学びの形
ミュージアムの掲示物に、なぜ受験対策のようなパネルが作られたのか。Jキャストニュース編集部は、東洋文庫に話を聞いた。
答えてくれたのは、東洋文庫で学芸員・研究員を務める篠木由喜さん。
「今回の展示では、解説文中に何度も『魏の次の王朝の晋が~』などと王朝の順番が出てきます。頭に入っていない人にはつらいだろうし、これから勉強する学生さんの助けにもなればいいな、と思ったのがきっかけです」
篠木さんは、高校生の時に、このメロディにのせて覚える方法を世界史の担当教諭から教わったそうで、
「覚えるポイントは、ちゃんと口ずさむことだと思います。歌い方がわからない方は、私がお教えしますので、ぜひお声がけください」
と話している。
また、今回、ツイッター上で話題になり、「自分はこういう覚え方をした~」などとの自身の経験談が多数コメントされていることに驚くとともに、嬉しいと言う。篠木さんは
「展示をただ見るのではなく、それをきっかけに自分の意見を言い、他人の話を聞いてまた考えを深めていくことが、博物館における理想の学びの形の1つだと思います。今後もこのような楽しみ方ができる展示を増やしていきたいです」
と話している。