2020年 10月 26日 (月)

FA流出「最多」の西武、浅村も移籍へ なぜ続く?元球団職員に聞いた

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根付かぬ西武のフランチャイズ制度

「西武の選手がなぜFAで他球団に移籍するのか。単純に言えば、西武にいい選手が多く集まっているからです」

   西武のスカウト陣によるスカウティング、選手育成には定評があり、12球団では広島、日本ハムに並んでトップクラスだが、広島と日本ハムの選手にあって西武の選手に足りないのは「チーム愛」だと指摘する。

   プロ野球では、地域密着のフランチャイズ制が敷かれ、西武は2008年にチーム名をそれまでの「西武ライオンズ」から「埼玉西武ライオンズ」に変更。埼玉所沢市のメットライフドームを本拠地とし、さいたま市大宮区の埼玉県営大宮公園野球場を準本拠地としている。

「西武は西武グループが持っているというイメージが強く、フランチャイズ制が他球団に比べて根付いていない。選手もその意識が強い傾向にある。優勝しても埼玉が盛り上がるというよりも、西武百貨店のセールが話題に上がるように、地域に対する選手の意識は他球団に比べて薄いでしょう」

   また、年俸に関して球団に不信を持つ選手が少なくないという。かつてチームが低迷を続けていた時代には、個人成績がアップしてもV逸を理由に希望年俸に届かなった選手もいたという。優勝したシーズンでも球団の赤字経営によって、大幅な年俸アップを望めないこともあったという。

   FAで大量に選手が流出した大きな要因として、前出の元球団職員は、故・根本陸夫氏の存在を上げた。広島、西武、ダイエーの3球団で監督を務め、82年から西武のフロントとして辣腕を発揮した人物である。

   多くの伝説を残す根本氏だが、西武時代は意表をついた大型トレード、多くの有望新人選手の獲得など、ことごとく戦力補強を成功させ、西武の黄金時代を築き上げた。その手腕は「根本マジック」と呼ばれた。

   前出の元球団職員は「今の西武には根本さんのような、選手ににらみの利く人物がいない。根本さんは選手から絶大な支持を受けていたし、選手も根本さんの言うことは素直に聞いた。そういう時代でした」と話した。

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