2020年 10月 21日 (水)

村田諒太は世界王者に返り咲けるか アルバレスのミドル級復帰で大きな壁が

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村田の前に立ちはだかる401億円ボクサー

   村田がミドル級で世界返り咲きを目指すにあたって、アルバレスの存在大きな「障害」となる。アルバレスは動画配信サービスDAZN(ダゾーン)と、今回の試合を含む11試合で3億6500万ドル(約401億5000万円)という大型契約を結んでいる。通常、米国では放映権を持つTV局主導のもと、試合のカードが決められる。アルバレスの場合、DAZNがそれに該当し、破格のファイトマネーに見合うボクサーのみが対戦相手になりうる。

   ここ最近では世界のベルトの価値が昔ほど高くないとはいえ、話題性などの側面からタイトルホルダーが対戦候補の筆頭となる。各団体の王者もまた、大金が見込めるアルバレスとの対戦を望んでおり、来年のアルバレスは、IBF、WBOの王座統一、またはWBA、WBCにそれぞれ存在する王者との対戦が続くだろう。

   王座統一戦の合間を縫って、元2団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(37)=カザフスタン=との3度目の対戦もあるだろう。再戦となった今年9月の試合ではアルバレスが判定で下し、ゴロフキンに40戦目にして初の黒星をつけた。世界中のボクシングファンが3度目のメガファイトを熱望しており、アルバレスは「もし人々が望むのなら」と前向きな姿勢を見せた。

   村田の世界戦戦略の現実的な路線は、10月22日に村田から王座を奪ったWBA王者ロブ・ブラント(28)=米国=への挑戦だろう。ブラントは村田と同じプロモーター、ボブ・アラム氏と契約を結んでいることから再戦に関してなんら支障はない。ただ、ブラントは来年2月に初防衛戦を予定しており、この試合で敗れた場合は状況が大きく変わってくる。また、ブラント陣営はアルバレスとの対戦に興味を示しているとの一部報道もあり、ブラントが初防衛に成功したとしても、陣営がV2戦に村田を選択するか否かは不透明である。

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